パソコンをセットアップする際、今まで確実に行われていたのはOutlookなどのメーラーをインストールすると言うことです。
WindowsならOutlookやWindows Mail、MacならMail、それ以外ではThunderbird、Becky!など様々なメールクライアントがありますが、Webベースのメールサービスが充実してきた今、メーラーをインストールする必要がほとんど無くなってしまいました。
最も大きな影響を与えたのがGoogleが提供するWebベースのメールサービスGmailです。
なんと言っても無料で利用できるのが最大の利点ですが、保存容量も大きく、Googleの検索技術が用いられており、使い勝手も悪くないということでユーザーを増やしてきました。
2009年9月時点の容量は7GBを超えており一般的には使い切らない容量でしょうが、これ以上増やすことも有料ですが可能です。
メールアドレスを引き継いで使うことも可能なので、今まで使っていたアドレスに来たメールはGmailに転送し、Gmailから従来のメールアドレスを使ってメールを送ることも出来ます。
メールの受信はオンライン状態で行うので、Webベースのメールサービスで十分ですが問題は、オフライン状態での使用です。
例えば、ノートパソコンなどでインターネットに接続していないときにメールが読み書きできません。
これを解決するにはGoogle Gearsという技術を使います。
Google Gearsを使えば、オフライン状態でも各種Webサービスが利用可能になる技術です。GmailなどのGoogleのサービスに加えて、他社もこの技術を使ったWebサービスを展開しており、Webブラウザだけでほとんどのことが出来るようになりつつあります。
使い方は簡単で、ブラウザにGoogle Gearsのアドオンをインストールし、各サービス用のGears用設定をするだけで簡単にオフラインでメールの読み書きができるようになります。
もちろん、オンラインにならないと実際の送受信は出来ませんが、Webブラウザだけでいつでもどこでもメールが読み書きできるようになるのは利便性が非常に高いと言えるでしょう。
また、このGmailやGearsのサービスは様々なブラウザやOSに対応しているので、同じメールアドレス、メールボックスを使用可能なので、複数の環境を使い分けている方には特に便利に試用できると思います。