Google Sheetでは入力された文字の文字コードを表示できます。
CODE関数を使って文字コードを表示する
CODE関数が文字コードを表示する関数です。セルに =CODE("A") と入力する事で、10進数の65が表示されます。
一般的に文字コードは16進数で使うので、10進数を16進数にするDEC2HEXを組み合わせると16進数の41が表示されます。この時の書き方は =DEC2HEX(CODE("A")) です。
セルに入力したコードを表示する場合なら例えば =DEC2HEX(CODE(A1)) になります。
https://support.google.com/docs/answer/3094122
応用例
文字コードから文字を表示する場合は CHAR 関数を使います。この場合も10進数を使います。
=CHAR(41) と入力すると A が表示されます。
Excelでも同じように可能です。
ここで言うコンピュータとは電子コンピュータ、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのほとんどすべての電子機器のことです。そのコンピュータ自体は文字という概念がありません。文字を知らないので、コンピュータのOSが、文字という概念もコンピュータに教えて、人が使いやすいようにしています。
文字の概念を教えるというのは、文字の種類や形状を含めてすべてを教えるという事です。現在のコンピュータは電気がオンかオフでしか情報を扱えないので、この中で文字の概念を教えるのは大変です。
電気がオンとオフは2パターンしかありませんが、これを2つ使えば、2倍の4パターン使えます。これでは英語のアルファベット26文字も使えませんが、電気のオンとオフを4つ並べれば16パターンあるので、0から9までの数字は利用出来ます。
これでコンピュータで数字の計算が出来るようになります。
文字を利用するためには5つ並べて、32パターンあればアルファベット26文字は利用出来ますが、数字が利用出来なくなります。6つ並べれば64パターン使えるので、アルファベットの大文字と小文字、数字の62パターンは表せます。これでも良さそうですが、他の記号などを含めると7つ並べた128パターンを使うという方法に行き着いたようです。
これでコンピュータで数字とアルファベットと記号類が利用出来るようになりますが、コンピュータ毎にこの決まりを作っていた場合、どれがどの文字に一致するのかがバラバラで使いにくいです。
これを統一したのがASCIIです。1963年にオンとオフのどのパターンがどの文字に一致させるかというのを統一させ、ASCII(American Standard Code for Information Interchange)という文字コードで標準化にしました。この時に決まったのは数字、アルファベットの大文字、一部の記号です。その後、1965年にアルファベットの小文字が対応するなど、記号なども含めてASCII自体が固まるまで数年かかっています。その後、英語以外の文字でも利用出来るように出来るようになっていきましたが、コンピュータで文字のやりとりが自由に利用出来るようになっていったのは、このASCIIが起源としてもおかしくはないです。実際にどのコンピュータでも世界各国の文字が問題なく表示できるようになっていったのは、2000年代に入った頃からです。各コンピュータでの各言語の文字表示、文字コードのUTF-8での統一などの結果です。そのUTF-8はASCIIと互換性がありながら、世界中の文字に対応できるようになっています。
実際にはこのASCIIから派生した文字コードがすべてで使われるとは限られません。IBMはASCII制定と同時期にEBCDICという文字コードを作り、自社製品で使用していました。2020年代になってもこのEBCDICは大型コンピュータのメインフレームで使われており、メインフレームと、一般的なコンピュータでのデータやりとりでは、この文字コードを意識する必要があります。
DX デジタルトランスフォーメーションという言葉がIT業界では2010年代後半からよく使われるようになり、一般メディアでも2020年頃からよく使われてるようになっています。デジタルトランスフォーメーションを英語で書くとDigital Transformationになり、TransをXと略しているためDXとも書かれます。
デジタルトランスフォーメーションの定義はそれぞれ異なる場合がありますが、日本の経済産業省がまとめたデジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)における定義を利用するのがわかりやすいです。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジ タル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのも のや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181212004/20181212004.html
つまり、デジタル技術を活用して、業務を変革して競争上の優位性を確立することです。
これを実現するには何段階かあり、業務をデジタル化し、情報を集め、その情報を活用する必要があります。これは大小関係なくどの業界でも当てはまることで、小さな個人事業から、社員数十万人の国際的企業まで、業種を問わず全て業界で活用可能です。
例えばお弁当屋さんを個人で開業しているとして、日々の売上げ等は最終的にまとめてはいても、細かな分析はしていない事は多いでしょう。仕入れ、仕込みなどは経験から来る勘で行っていることが多く、長年の経験でうまく出来ていることも多いでしょう。それでも問題ないかも知れませんが、例えば日々の売上げを分ごとに分析し、いつどのような時間帯に何が売れるのか、どのような人が何を選ぶのかがわかれば、仕込みを最適化できるようになります。こんなことは長年の勘でも出来るし、そこそこうまくいっているので、そのまま勘だけで行うのが従来のやり方です。
電子マネーを導入し現金管理を減らし、売上げ管理を自動化するなど、出来る省力化は実行し、天気、お店の前の人通り、地域のイベントなど様々な情報を集め、その情報からより最適な商品展開をすることで、よりビジネスを拡大しようというのがDXです。
そのためにはデータをデジタル化し、そのデータを使って分析をするような事が必要になります。データの分析もDL(ディープラーニング)などを使った新しい手法を活用して従来になかった知見を得る事も重要な要素の1つです。
普段絵を描かない方が絵を描こうとすると一発で最終的な描こうとすることがあります。
プロならともかく、一発で確実に絵を描くことは困難です。
音楽はDTMとしてパソコンで気軽に作曲できるようになりましたが、スマートフォンやタブレットの普及でさらに簡単に自分のオリジナル曲が作成出来るようになっています。プリセットをちょっと加工したり、ループ音源を並べていくだけで簡単に音楽が作成出来ますし、スマートフォンだけで楽器演奏も可能です。
しばらくやっていると、なんとなくそれっぽい音楽が作れるようになりますし、それっぽい用語もなんとなくわかってきますが、音楽の基礎知識がないので、理解が浅いこと事に気づくでしょう。
音楽の基礎を学ぶ流れ
どの程度までの基礎を学びたいかにもよりますが、音楽の基礎と言っても様々な物があります。
調べると出てくるのは音楽理論です。音楽理論はある程度わかっている人が音楽に関する知識を深めるために学ぶ物と考えると良いでしょう。その前に、楽典(がくてん)を学びましょう。
楽典とは
楽典は音楽知識の基礎中の基礎のようなことで、音程や音階、音符など基本的な事を学べます。つまりドレミとはなにか、8分音符とか全音符、休符など基礎中の基礎を学べる物です。小学校くらいの音楽の時間に習うようなことと考えると良いでしょう。
これをさらに難しく学習するのが音楽理論で、基本的な事を理解していない場合は、楽典から学習を開始するのが適しています。
音楽理論はどこまで学ぶべきか
素人がちょっと楽しむだけなら音楽理論を学ぶ必要は無いと言えるでしょう。有名なミュージシャンの中にも音楽理論についてはよくわかっていない方も多いそうです。だからといって一般人が音楽の才能にあふれて、わかってないけど素晴らしい曲を作れたり、演奏できる人と同じようにできるわけではないです。
自身で才能に満ちあふれ、感覚で出来るなら必要ないですが、コードがどうのとか言われてもチンプンカンプンなら、ある程度音楽理論については頭に入れた状態で、楽しむ方がより深く楽しめるようになるでしょう。
もちろん、音楽理論のテストに合格するためではなく、音楽に関しての基礎知識をある程度知った上で、自分なりに楽しみ、疑問が出たときにその知識で対応できるようにある程度頭に入れておく程度の事で十分でしょう。
音楽をより深く知るためには
楽器を演奏したり、DTMソフト等を使って遊ぶ。
楽典や音楽理論についてもある程度頭に入れながら、演奏を楽しむ。
さらなる成長したい場合、停滞した場合は、楽典や音楽理論などの基本的な部分に立ち返ってみる。