日本の携帯電話番号の割り当ての歴史 古い電話番号を解説

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日本の携帯電話番号は、MNP等により状況に変化はありますが、基本的には初めの数桁には意味があるので、いつどの携帯電話会社で取得された番号なのかがわかります。

自動車電話

携帯電話は自動車で使う携帯できない移動電話から始まりました。日本でサービスが開始されたのは1979年です。

この時の番号は 030-CD-XXXXX で、後の5桁が加入者に割り振られる方式で、この5桁が加入者番号です。その後040が追加されましたが、この040は160km以上離れたところとの通話料金の違いをわかりやすくする意味もあったようですが、当時の電電公社の交換網の問題でした。当時の携帯電話は相手先との距離で料金が決まっていました。

NTT(電電公社)以外でのサービスが始まったのは1988年で、IDO(日本移動通信)とセルラーが自動車電話サービスを開始しました。

電話が持ち運び出来るようになったのは1985年のショルダーフォンの登場からで、この時の重さは3kgでした。

携帯電話へ

携帯電話として本格的に使われるようになったのは1990年代からで、この時の番号も030で始まりましたが、その後の2桁でどこの事業者のどの地域での加入かがわかるようになっています。この2桁のことを事業者認識コード(CDコード)と言います。(その後3桁になりました)

それに先立つ1988年に、それまでの 030-CD のCD部分は地域毎に番号があったようですが、旧ドコモ中央の場合は 030-13 もしくは 030-14 に変更されたようです。CDが13は東京23区内の契約者、14の場合は23区外の契約者になったようです。IDOとセルラーが自動車電話サービスを開始して、CDコードを使うようになったからのようです。

例えば、030-11ならドコモの北海道、030-13ならドコモの関東地方、030-16なら関西など、030-CDのDの桁は固定電話の市外局番の東京なら03の3に該当する数字になっていました。
これが古くからある携帯電話の番号で、当時ドコモの関東地方で契約していた030-13から始まっていたなら、今は 090-313-xxxxx という番号になっています。

IDO(日本移動通信)は030-5から始まる番号、セルラーは030-6から始まる番号が割り当てられていたようで、その後の桁でドコモと同様に契約地域の判断が可能でした。

ドコモのテクニカルジャーナル 移動通信網の番号計画(その2)より

携帯電話の普及が本格化したのが端末の買取制度、デジタル方式の導入が始ままった1994年頃からでした。

その後、030の番号では不足したため、1996年に080(長距離は090にする)が追加。さらに足りなくなったので、010を追加、長距離の場合の040、090は廃止。1997年に020、040を追加。

PHSは1995年にサービス開始で050、060の番号を使いました。

11桁化

携帯電話の電話番号が11桁になったのは1999年です。

番号が 030-CD-XXXXX だった場合は 090-3CD-XXXXX になったように、携帯電話の番号が090から始まるようになりました。
PHSの場合は070から始まるようになりました。

その後、2002年に090では足りなくなったため080の番号が追加されました。

古くから使われていると推定される電話番号

090-3系列

090-31D-xxxxx、090-32、090-33も
自動車電話で使われていた番号の可能性もあるが、1979年から1996年頃までに旧電電公社やドコモで取得した場合の可能性が高い。Dの番号で契約したおおよその地域がわかる。ほとんど場合は契約が増えた1994年以降に、ドコモで新規発行された番号の可能性が高い。

090-35D-XXXXXX
1988年以降にIDO(日本移動通信)で契約された番号だが、090-31系列と同様に1994年以降に取得した可能性が高い。

090-36D-XXXXXX
1988年以降にセルラーで契約された番号だが、090-31系列と同様に1994年以降に取得した可能性が高い。

090-38D-XXXXXX
1994年以降にツーカーで契約された番号。

090-39D-XXXXXX
1994年以降にデジタルホンで契約された番号。

090-8、090-1系列

1996年以降に取得された番号。

090-2、090-4

1997年以降に取得された番号。

070-5、070-6系列

PHSで1995年以降に契約した番号の可能性。

080系列

2002年以降に取得された番号

070-5、070-6以外(070-1など)

2014年以降に取得された携帯電話の番号

MNPや番号の再利用

2006年開始のMNP(Mobile Number Portability)や、以前使われていた番号が数年後に再利用される制度があるので、番号による古い新しいは現状とは異なっている場合があります。