アップルのiPhoneやiPadにはiOSというOSが使われています。
OSはパソコンなどの基本ソフトのことで、OSはOperationg Systemの略です。
パソコンではWindowsがよく使われていますが、Mac用のOS Xというのもあります。
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンはパソコンではありませんが、パソコン的な機能があるので、OSが必要になります。
以前使われていた携帯電話にもOSは使われていましたが、自由度がなかったのでほとんど意識する必要はありませんでした。
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンでは、OSに何が使われているかが重要です。
iOSはアップルが提供しているiPhoneやiPadでしか使えませんが、AndroidはGoogleが提供しているスマートフォンやタブレット向けのOSで、機種も豊富です。
豊富な機種の中から選ぶならAndroidの方が適していますが、アップルがOSやハードウェアすべてを1社で提供してるiOSは機種こそ少ないですが、どの機能も安定して利用できる利点があります。
OSの更新頻度
このiOSは定期的に機能が追加されます。
OSなどのソフトウェアはバージョン番号というものがあり、この番号が高い方が最新の物となります。
2007年に始めて登場したiPhoneで使われていたのはバージョン1.0、日本で始めて2008年に発売されたiPhone 3Gは2.0でした。
その後、ほぼ1年おきにOSの機能が拡充され、2013年に「フラットデザイン」と呼ばれるシンプルなデザインが採用されたiOS 7.0が登場しました。
最新のiOSはその時販売されている最新機種と2世代前の製品までが対応機種となっています。
アップルは一般に1年に1度最新機種を販売するので、最新のOSは3年前の機種まで利用できます。
iOSが対応するのは2010年に販売されたiPhone 4までです。
2014年にはiOS 8が登場しますが、ここで対応するのは2011年に登場したiPhone 4Sまでです。
つまり、常に最新の機能を使うなら、少なくとも3年おきに新機種に買い換える必要があります。
セキュリティのアップデート
一般的にOSは古くなるほど、セキュリティの不安が高まりますが、アップルの場合はアップデートの期限を特に定めていません。問題が見つかれば古いOSでもアップデートしますが、スマートフォンの場合進化が速い事もあり5年程度で実質的な使用期限となっています。
iOS用のアプリ
iPhoneやiPadではApp Storeで各種アプリが提供されています。
アプリは無料の物もありますし、有料の物もあります。App StoreはApple IDで管理されていて、iPhoneとiPadを使う場合、一度購入したアプリはどの機種でも共通して使う事が出来ます。
iPhoneを買い換えた場合でも継続して使用することが出来ます。
Androidとの互換性
iOSはiPhoneやiPad用のOSでAndroidとの互換性は一切ありません。
つまり、Androidで提供されているAndroid用のアプリはiOSで使用する事は出来ませんし、iOSで提供されているiOS用のアプリはiOSでは使う事は出来ません。
iOSかAndroidのどちらかにしか提供されていないアプリも少なくありませんのでご注意ください。
当然ながら、AndroidからiPhoneに買い換える際に、Androidで購入したアプリはiPhoneでは使えないということです。
AndroidとiPhoneの両方で有料販売されているアプリをAndroidからiPhoneに逆も含め買い換えた場合、それぞれのストアで購入する必要があります。