10月 142009
 

クラウドコンピューティングでは、サーバー側にデータなどを保管し、クライアントのストレージ容量や、そもそもクライアントを選ばないというような特徴があります。

これにより、ネットに接続できる端末があれば、どんな場所からでも環境を選ばずデータにアクセスできるようになります。これがクラウドコンピューティングを利用する利点の一つです。

しかし、ネットに接続できなければ利用できませんし、サーバー側などのセキュリティ問題、データのバックアップはどうやっているのかなどの不安があります。

そんな中、2009年10月に過去最悪とも言われるデータ消失事故が発生しました。

北米で若者などに愛用されているスマートフォン的なSidekickという端末があります。これはデータをサーバー側に保存するのが基本の端末で、アドレスややりとりしたメッセージなどサーバー側に保管されています。

しかし、このデータがサーバー傷害により全て失われてしまったそうです。ユーザーは80万人いるそうです。
そもそも、バックアップはどうしていたのかなどの不安が残りますが、データの復旧も見込みがないようです。

Sidekickデータロスの説明画面

Sidekickデータロスの説明画面

このSidekickはT-Mobileという大手携帯電話キャリアがサービスしている物で、SidekickそのものはDangar社によるものです。このDangar社はマイクロソフトが2008年に買収した会社で、マイクロソフトの子会社となっています。
ソフトウェア最大手のマイクロソフトの参加企業が提供しているサービスで、このような不祥事が発生するのですから、それより規模の小さな会社ではどんな不都合が出ても不思議ではありません。

特に困るのが、今回のようなデータ消失です。
サーバー側でバックアップも完璧だろうと思い、何も対策をせずに使用し、今回のような状態になってしまったら全てのデータが失われてしまいます。
何らかの手段でローカルに保存しておくと安心できるかもしれませんが、サービスによってはそれが難しい物もあります。

ユーザーとしては、今回のような不祥事がいつ発生しても大丈夫なように何らかの対策をする必要があるでしょう。

個人的には、メールデータはGmailに保存していますが、そのバックアップ用にHotmailを使用しています。
しかし、単にHotmailに転送しているだけで何も使っていなかったアカウントがリセットされてしまい、1年ほど転送し続けたデータが全て消えてしまいました。
Gmail自体もバックアップなので実害は特にありませんが、しばらく使わないとアカウントがリセットされるHotmailのようなサービスもあります。
利用者側もそのサービスがどのようなポリシーで運用されているのかも含めて、良いサービスを活用したい物です。

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