英単語学習時にはある程度文法も学ぼう

英単語の意味だけわかれば、ある程度文章の意味はわかるようになります。
文章の意味はわかるようになりますが、単純な文章以外は意味がよく理解出来ません。
どうやら野球の文章らしい、政治関係で選挙の事が書かれているらしいことはわかっても、文法がわかって読解が出来ないと、文章の意味はほぼ理解出来ません。

単語の学習時には、単語自体に加えて、例文でも学習するのが効果的です。
例文含めて単語を学習すれば、その単語がどのような形で使われる物か、他の単語との関係のコロケーションもわります。

それにはある程度の文法の知識も必要になります。

コロケーション

コロケーション(collocation)とは単語と単語の繋がりのようなことです。
例えば、雨がすごく降っている英語の表現に「heavy rain」があります。

雨の時は日本語だと「強い雨」「激しい雨」などの表現もあります。強いの英語はstrong、powerful、toughなどがありますので、日本語と同じように、rainの前にそれらの単語をつければおおむね意味は通じるでしょう。
しかし、英語だと激しいを意味するheavyを使って「heavy rain」とすることが一般的な表現です。これがコロケーションです。

他にもこのような一般的な単語の繋がりは沢山あります。例えば、白か黒かを意味する英語表現は「black or white」です。「white or black」ではありません。
コロケーションを理解していないと、これ自体がコロケーションであることに気づけません。もちろん、自分で表現する際に、文法的には正しいが、一般的な表現ではない組み合わせの単語を使ってしまう場合があります。

一般的な表現を出来るようにするには、各単語のコロケーションを理解する必要があります。

これは普段から文章を読んだり、聞いたりして徐々に身につけていく物です。
一般的な英単語帳は、コロケーションも意識した例文が使われています。単語帳の例文をしっかり確認して行くだけで、ある程度のコロケーションが身につきます。

コロケーションを学ぶために文法も学ぼう

単語帳の例文は、意味を単語から推定するのでは無く、しっかりわかるレベルまで読解できた方が、理解が深まります。

文法を理解するとは、その文法を説明できるレベルまで理解する事です。
文法の問題集には例えば4択問題があります。この問題の場合、3つの間違った選択肢はなぜ違うのか、正解の選択肢はどんな理由で正解になるのかが、問題集の答えと解説に書かれています。
この解説の内容を、そのまま自分で説明できるくらいになれば文法を理解出来た状態です。
なんとなくこれかなと答えられる段階は、文法を理解した段階ではありません。

英単語3000語くらいまでを覚える段階の場合でも、中学レベルの基礎的な文法はしっかり理解出来た方が良いです。文法をしっかり理解するより、単語を覚える方が楽なので、3000語を覚える段階では、中学レベルの英文法は、とりあえずなんとなく答えられるくらいの、英文法の概要学習くらいは行い、ある程度の文章の意味がわかるようになるレベルにしましょう。

読解では、文章の中でどれが主語で、どれが述語なのかを判断するような学習があります。
10単語以上で構成されていてよくわからない文章などはよくあります。そのような文章でも主語と、述語さえ見つければ、その文章の意味は半分は理解出来るようになることがよくあります。
これには文法の知識が必要になります。
実際にこの学習を続けていくと、文法や読解を意識しないでも、その文章の中で特に重要な主語、述語などは自然にわかるようになります。一般の英語の学習者はここまで行く前に挫折しているため、英語力が伸びません。

英単語5000語を覚える段階やそれ以上の段階では、長文を読んでより単語の理解を深め、新しい単語を覚えていきますが、この段階に来ると、英文法を理解していないと文章が読めなくなっていきます。
文章を読む学習は、英文法のあとに読解という学習を行います。その読解に進むために必要なのが、その基礎となる英文法で、英文法が出来ていないと読解が出来ません。
英単語5000語程度を覚えるの場合でも、英単語を覚える際に、文章を読む事で単語を覚える効果が促進されます。そのためには、文章を読解できるようになる必要があり、英文法が必須ということです。

英単語5000語程度を覚える段階では、中学英文法、高校の初期段階の英文法を理解していれば、読解の学習に必要な英文法の知識は完全ではありませんが、問題ない状態です。

3000語くらいまでの段階
中学英文法の問題をとりあえずなんとなく答えられ、例文が読めるくらいに学習する。

5000語くらいまでの段階
大学受験基礎レベルの英文法問題を他人に説明できるくらいまで学習します。

英文法の学習方法

英文法を学習する理由は、その先の文章を理解出来るようにする基礎を学ぶためです。
文章を理解するには、英文法、英文解釈、長文読解のような流れで学習します。

英文法の基本を学んだ上で、英文を構造がわかるようになり、文章の読解が出来るようにするような流れになります。

その基礎になるのが、英文法です。

英文法なんか学ばなくても、日本語でそうだったように自然に身につくと考えている方もいますが、ある程度の年齢になったらほぼ無理です。
日本語と同じような状況になるには、英語だけの環境で丸一日英語を教えてくれる人が、つきっきりでこんな時はこういうというような事を手取り足取り教えてくれる状況で、何年間も過ごせば可能かも知れません。つまり、言葉が話せるようになった子供と親の関係を、自分で作るということです。

これには一日10時間、つきっきりで文法関連の知識を文法として学ばずに、その度に教えてもらいながら、身につけさせることを数年続ければ可能かも知れません。こんなことは現実的ではないでしょう。

それよりも1日1時間程度1ヶ月学習して、基本をなんとなく覚える。さらに数ヶ月なんとなく覚えたことをより深く理解していき、文法自体を覚えた上で、実際に英語を読み、聞き、書いて、喋っていった方が圧倒的に手っ取り早く覚えられるでしょう。

英文法を学ぶ前に

これ自体も英文法ですが、英文法を学ぶ前、英単語を覚える際に、英語の品詞など、英文法の基礎となる事は事前にしっかり学んでおきましょう。

品詞とは、名詞、動詞、形容詞、副詞などのことで、それぞれの英単語は、何らかの品詞に属しています。例えば、Appleのリンゴは名刺だし、走るのrunは動詞です。これがわかっていないと文法自体が全く理解出来ません。
自分が覚えている単語の品詞は何かも覚えながら、単語を覚えていきましょう。
これがわからないと文法もわからないし、その先の読解も理解出来ないため、文章自体の理解が出来ません。

この品詞などは、基礎的な英文法書の初めの方に書かれていますが、最も重要な事項です。
適当に飛ばさずに、この基礎だけは確実に学習してください。

英文法の学び方

英文法を学ぶには参考書を使用しましょう。
参考書には講義系参考書、網羅系参考書、演習系参考書などの種類があります。まず初めに使用するべきなのが講義系参考書です。講義系参考書で英文法の基本を学んだ上で、網羅系参考書、演習系参考書などでその知識を深めていきます。

受験などの場合はこのようなルートでの学習が必要ですが、講義系参考書である程度理解文法自体が理解出来たら、次の英文読解へ進んだ方が良いかもしれません。

最終目標は、文章の読解が出来るようにすることです。
本来は英文法を人に教えられるほど理解した段階で、英文解釈の学習をした方が良いですが、このやり方だと、英文法の学習途中で挫折してしまう可能性が高いです。
そのため、英文法、英文解釈、長文読解というような流れで、ある程度わかった段階で、どんどん進んでいった方が良いかもしれません。

どんどん進んで学習した場合でも、しっかり理解している状態で学習を進めた場合でも、途中でわからなくなってきたら、その基礎となる知識が不足しているという事です。
その段階で躊躇せずに、前に戻って文法から再学習しましょう。

例えば英文法の講義系参考書をある程度理解して、英文解釈に進んである程度のところでよくわからなくなってきた場合は、英文法の理解が足りていないということです。
迷わずに、講義系参考書の内容を再度学習し、網羅系参考書などでその知識をしっかり理解しているかを確認します。

英文法の学習がうまく進まない場合

学習っぽい学習で、英文法が良く理解出来ない場合もあるでしょう。単純につまらなくなって学習が進まなくなることもあるかも知れません。

そのような場合、単純に文法を学習するのでは無く、英単語だけを覚えるのと同じように、英文の型を覚えてしまうという方法があります。
型とは、よくある英語の表現のことで、「I swim.」なら私は泳ぐ、「I’m from Japan.」なら私は日本から来ましたになります。このような型の「I」を「He」とか「You」にしたり「swim」を「run」にするとか、変えれば違う表現が出来るようになります。

ある程度覚えると、自分で表現できる内容が増えて行くことがわかるので、単純に英文法を学ぶよりも楽しくなるでしょう。
この型自体が文法的に何かというもありますが、それの理解は後回しで、単純にいくつもの型を覚えて、表現できる内容を増やして行くことを先行します。

ある程度覚えたあとに、英文法を学習すると、覚えているこの型は、英文法だとこれに当てはまるのかとなって、英文法の理解が深まる形です。

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