携帯電話では電話番号だけで文字のやりとりが出来るSMSが利用出来ます。
SMSは携帯電話キャリアによって、ショートメール、Cメールなどのサービス名称が異なりますが、電話番号で文字のやりとりが出来る機能はSMS(Short Message Service)と言います。
このSMSで画像などのやりとりを出来るように拡張した物はMMSと呼ばれています。
このSMSやMMSの後継として準備が進んでいるのがRCSです。
RCSとは
RCSはRich Communication Serviceの略で、SMSよりもリッチな情報をやりとりできるようにする新しいサービスです。
携帯電話などの業界団体GSM Association(GSMA)が取り組んでいる新しいサービスで、GoogleもAndroidのメッセージアプリで対応するなど、スマートフォンでの対応も進んでいます。
GoogleはRCS関連企業のjibeを2017年に買収しており、かなり力を入れていることがわかります。
2018年2月に行われるMWC 18に合わせて43キャリアで取り組んでいることも公表しています。
このサービスでは単に文字や画像を送信できるだけでなく、ホテルの予約や飛行機のチケットの予約などで、カレンダーへの情報の追加なども出来るようになっており、企業がユーザーに情報を送信する際の利便性が向上するようです。
LINE、WhatsApp、Facebook Messengerなどが置き換わるわけではないでしょうが、電話番号で利用出来るので、今後利用範囲が広まると予想されています。
RCS GSMA