デジタル機器の買い方2024 超基本編

デジタル機器を一から選ぶ場合に何から選んでいけば良いかを解説します。
ここでは、超基本となるスマートフォンを中心にした購入方法を解説しています。既に何かを持っている方が多いと思いますが、ご自身の利用状況から判断してみてください。

最低限編

最低限用意したいデジタル機器はスマートフォンです。
どのスマートフォンを選ぶかが問題です。5万円程度で購入できる低価格なもの、10万円未満でそこそこの性能で使える物、10万円以上の高性能な物など何種類かありますが、予算や目的に応じて選びましょう。

Android系から選ぶかiPhoneにするかが問題です。こだわりがない場合は、Androidの方が一般的にコストは低いです。
今後、iPad、Macなどを選ぶ可能性があるならiPhoneの方が、シームレスにデータを取り扱えるので、様々な活用をしたい場合はiPhoneを選んだ方が良い場合があります。

中古のスマートフォンはよくわからない場合は、OSが古い、クオリティが現在では低いなどの問題があります。
よくわかっている方がリスクを承知で購入する以外はおすすめしません。

どれを選ぶ場合も2020年頃から本格的にサービスが開始されている、第5世代通信サービスの5G対応スマートフォンを選びましょう。

通信キャリア

通信キャリアとは、ドコモやau、ソフトバンク、楽天モバイルなどのことです。
通信エリアなどが広く、通信品質も安定しているのがドコモやau、ソフトバンクの大手キャリアです。楽天モバイルは通信事業に参入して間もないので、従来の大手キャリア程のエリア、品質ではありませんが、都会で使用する場合はほとんど問題ないレベルになりつつあります。
この大手キャリアは各地に店舗もあり、各種相談に店舗で直接応じてもらえますが、通信料金が高いという問題があります。
通信エリアや品質はそのままで、店舗での相談が出来なくなるのが大手キャリアが展開するサブブランドです。ahamo、UQ mobile、povo、Y!moible、LINEMOなどがそれにあたります。
自社ですべてのサービスを行っているのがこれらの大手キャリアのMNO(Mobile Network Operator)で、各地に設置している基地局など含めて通信設備を設置している事業者のことです。これ以外のMVNO(Mobile Virtual Network Operator)が格安SIM等と言われている基地局など、MNOから設備を借りて営業している格安SIMなどの事業者です。

通信エリア、通信品質などはMNOやMVNOのどれを選んでも大差ありません。地方の山間部、都会のビル内部の奥まったところなどは、通信会社の差が出ますが、これも場所などによるので、有意差を付けるのは難しいです。もしも差を付けるなら、実際に自分で使う状況で最も通信状態の良い通信会社の、最もよいスマートフォンを使うと言うことになり、それぞれで検証してみる必要があります。
一般的にはどれを選んでもそう大きな違いはありません。

違いが出てくるのが、通信量、混雑する時間帯の通信速度などの快適度です。
これに関しては大手キャリア、サブブランド、格安SIMの順に品質は下がります。格安SIMは大手キャリアから通信設備を借りて営業しているため、混雑する時間帯の快適度は大手キャリア直接に比べるとどうしても下がってしまいます。
そのような状態を避けたい場合は格安SIMは選ばない方が良いですが、通常の使用条件でそこまで明確に差が出るわけでもないので、混雑する時間帯などはそういうこともあると認識して使えば、低コストに利用出来て良い選択となります。

選ぶべき通信キャリア

困ったことがあったら直接相談したい
大手キャリア ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど

相談することは特になく、そこそこ安定して使いたい
大手キャリアのサブブランド ahamo、povo、UQ mobile、Y!mobile、 LINEMOなど

とにかく安く
格安SIM

おすすめスマートフォンの例

スマートフォンはカメラ機能、画面サイズなど様々な要素から自分が必要な機能に応じて選択しますが、Android系かiPhoneかのどちらかを決めた方が良いです。
iPad、Macなどと連携して利用したい場合は、データの連係のしやすさなどからiPhoneを選ぶべきですが、そうではない場合は選択肢の多いAndroid系の方が様々な製品の中から選択可能です。
ここではAndroid系は一部機種しか紹介していませんが、これを参考に同等機種を選んでみてください。

低価格スマートフォンの例

Motorola Moto g52jなど3万台で5G対応の製品。
機能などを気にしないなら、特に問題なく利用可能です。

そこそこの性能

一般的には10万円前後のスマートフォンを選んでおけば大きく失敗することはないです。
Androidで注意したいのがOSのアップデートがいつまで提供されるかという点です。
特にセキュリティアップデートがいつまで提供されるかが重要で、アップデートが提供されるまでが安心して使える期間となります。この期間が短ければ短いほど製品寿命が短いという意味です。
特に中古Android端末を買う場合はご注意下さい。

iPhone 15もしくはiPhone SE
iPhone15は12万円台で安いとは言えません。2世代前のiPhone 13は約10万円からです。
iPhoneシリーズの低価格モデルはiPhone SEがあり、6万円台からです。iPhone SEはCPUなどのスマートフォンの性能の善し悪しがわかる心臓部分のSoCが最新モデルに近いため、低価格モデルでも機能的にはそこまで劣りません。
画面サイズや形状、カメラ性能などにこだわらないなら、iPhone SEで問題ないです。

Pixel 7a
7万円程度からです。
Pixelシリーズの廉価版シリーズですが、機能的にはそこまで見劣りはしません。
廉価版になっている理由は様々なクオリティが、全体的に低くなっている事のようですが、クオリティ重視の方はおすすめしません。
セキュリティアップデートは2028年まで提供されます。

高性能

iPhone 15 Pro系
iPhone 15 Proは16万円程度から、iPhone 16 Pro Maxは19万円程度からです。

Pixel 8系
Pixel 8は11万円程度、Pixel 8 Proは16万円程度です。
セキュリティアップデートは2030年まで提供されます。

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