AppleのMacBookで光学ドライブが無くなるのはいつか?

2010年4月、MacBook Proの新モデルが発表になった。
低価格モデルのMacBookの次期モデルも気になるところだが、13インチ液晶を搭載したMacBook Proとの差別化も興味深いところだ。
低価格モデルのMacBookと、13インチ液晶を搭載したMacBook Proは筐体の材質が異なるためホワイトとシルバーで筐体のデザインが大きく異なる。さらに、スペック、価格が異なる。価格は、10万円と、12万円で2万円程度の差だが、このクラスで2万円の差は大きい。

一般的に、低価格製品を選ぶ場合、スペックはほとんど気にされない事が多いが、光学ドライブのありなしは重要なポイントとなる。
実際に、現行のMacではOS、Apple製のソフトも光学メディアで供給されているため、インストール時には光学ドライブが必須となる。音楽CDの取り込みや、DVDビデオの鑑賞も同じだ。
しかし、AppleはCDのような音楽やDVDのような映像コンテンツを、iTunesを通じオンラインで提供するインフラを構築した。

HD映像に関しても、Blu-rayではなく、オンラインでの提供を目指しているため、ハイエンドモデルにBlu-rayドライブを採用していないのだろう。さらに、ユーザーが作成したビデオに関しても、MobileMeなどオンラインでの提供を目指しているのだろう。

日本では2010年4月にフロッピーディスクメディアを販売していた屋内大手のソニーが、メディアの販売を2011年で終了することを発表した。こうなってくると、フロッピーディスクと同じように、光学ドライブが不要の物になりかけている。
Apple製品は、1998年に発表されたiMacでフロッピーディスクを廃止するなど、古くなる技術を廃止するのが比較的速い。

特に、DVDドライブは5インチ程度のサイズが必要で、ノートパソコンの設計には負担となっている。大型のMacBook Proなどはまだ余裕があるが、13.3型のMacBook Airでは薄型の筐体を実現するため、光学ドライブを搭載していない。

OSやアプリケーションソフトはUSBメモリやオンラインで提供する事が可能で、光学ドライブ自体は廃止しても問題はない。しかし、CDやDVDに関しては不要になりかけているがまだ必要な場面も多い。そんな用途では、MacBook Proなど光学ドライブを採用した物を。
必要ないユーザーへな、より安くデザインも洗練されたMacBook Airや、光学ドライブなしでさらに洗練され、コストも下がる新しいMacBookを提供するのはどうだろうか。

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