iPodやWalkmanの音を良くする方法 その2 エージング

オーディオの世界では、迷信のような嘘か本当かわからない事がいくつもあります。
具体的には避けますが、オーディオの世界に凝ってしまうとお金がいくらあっても足りなくなるくらいになりますので、そこそこ自分が満足できるレベルで落ち着くのが一番なのかなと思います。

そんな迷信ともわからないものの中に、エージング(aging)というものがあります。
エージングとは、新品の状態からしばらく使い込んで慣らし運転をさせるというような意味の事です。
新しいオーディオ機器を購入したら、おおよそ50時間から100時間程度のエージングさせることが、オーディオファンの中では一般的のようです。

何をエージングさせるかはこれまた迷信に近づいてしまいますが、迷信ではないとはっきり言えるのが、スピーカーやヘッドホンのエージングです。
スピーカーなどは、物理的に空気を振動させて音を出す部品ですが、この部品は購入直後の状態ではまだまだ、そのスピーカーやヘッドホンの中でなじんではいません。しばらく使うことで、物理的に安定するようで、本来の音が出るようになります。
エージングさせるということは音を良くするのではなく、本来持っている性能の音を出す作業というような意味として考えた方がより正しいでしょう。

具体的にどうするかは簡単で、購入したらまず数十時間音楽を再生させます。長さはおおよそ丸1日から2日程度が目安でしょうか。
これをすることで、何もしていない状態とは異なる音となります。もちろん、この作業をしなくても普通に使用し数十時間経過すればそれと同等になりますが、早めに本来の音で聞きたい場合は、2日くらい音を鳴らしっぱなしにするのが一番手っ取り早いでしょう。

どの音を鳴らすかは難しいところですが、オーディオチェックCDなどはバランス良く様々な音が含まれているので、本格的にやる場合はおすすめです。

自分で再生する曲を選ぶ場合、良く聞くのがクラシックだけだとしても、ポップスとクラシック、ジャズなど様々なジャンルをリピート再生するのが良いと思われます。

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