家電各社は2012年頃からテレビのインターネット機能などを強化しているが、テレビ自体をスマート化しても使い勝手が悪い物が多い。
従来のテレビチューナーに加えて、YouTubeなどの動画視聴環境を用意しているが、従来型のリモコンでの操作性はともかく、スマート機能自体の使い勝手は良くは無い。
これに比べると、タブレットの動画視聴機能は非常に優れている。
タブレット自体はもともとタッチ操作を重視しており、操作性自体に問題はほとんどない。
テレビチューナーのインターネット機能がアップデートすることはほとんど無いが、タブレットはAndroidやiOSをOSとして採用しており、アプリの機能追加などは日々行われている。
使い勝手の改良はもちろん、新しいアプリも日々追加されているし、新サービスも続々と登場している。
タブレット自体も画面表示やスピーカーの改良が進んでおり、動画の利用でも問題ない。
強いて言えば、一般的には画面サイズが小さいことだが、これもMiracastなどを利用すれば特に問題になることはない。この場合、タブレットがテレビのリモコンになるため、手元で様々な操作ができ非常に便利だ。
テレビは従来のテレビ放送に縛られることでスマート化の進化が遅れている。また価格がそれなりに高いことから買い換えのサイクルも長い。
一方で、タブレットの機能向上、アプリの使い勝手向上の方が進化は非常に速く、価格も安い。
インターネットの速度は問題となるが、タブレット自体が真のスマートテレビになるのも時間の問題だろう。