キーボードは2種類あります。パソコンで文字入力するキーボードとピアノなど楽器のキーボードです。
パソコンで音楽ソフトを使えば、パソコンを楽器のように使用する事ができます。この音楽ソフトで音楽データを入力するのに便利に使えるのが楽器のキーボードです。
もちろん、マウスや文字入力するキーボードでも音楽データの入力はできますが、楽器演奏がうまくなくとも、楽器用のキーボードで入力した方が便利です。
もちろん、楽器用のキーボード自体は無くてもいいのですが、最近は楽器の演奏練習がパソコンを通してできるようになっています。その代表例となるのがMacのGarageBandです。
GarageBandはMacを購入するとついてくる無料で使用できる作曲ソフトですが、2009年に登場したバージョンから楽器練習機能が追加されました。
この練習機能は基本的な事から学習するので、初めて楽器を演奏するという方でも使用できます。また、アーティストレッスンという機能もあり、有料となりますが、ノラ・ジョーンズなどが自身の曲の演奏方法を教えてくれたりもします。
このレッスンではピアノなどの鍵盤楽器とギターの練習ができますが、それぞれ楽器のキーボードとギターが必要になります。
ギターでは、音声出力(シールド)のあるギターが適していますが、楽器のキーボードはUSBで接続できるタイプが適しています。
このUSBで接続できる楽器のキーボードはいくつかの種類があります。
電子ピアノやシンセサイザーなど高価な物から、単に鍵盤だけあり、単体では何の機能もない物など多種多様です。
電子ピアノは、ピアノの音を電子的に再現したピアノですが、鍵盤を押さえたタッチ感など含め本物のピアノを再現しています。5万円程度で購入できる物もありますが比較的高価です。
シンセサイザーは、電子的に様々な音を出せる楽器で、鍵盤がついている物が多いですが、どちらかといえば鍵盤は演奏に使うためのおまけで、どんな音が出せるかがシンセサイザーのポイントとなります。一般的にスピーカーを内蔵しておらず、単体ではヘッドホンを使わなければ音も出ません。
こちらも5万円程度で購入できる製品もありますが、比較的高価です。
カシオなどが、楽器練習用のキーボードを発売しています。
光ナビゲーションキーボードとして2万円前後で販売されていますが、こちらはスピーカーなども本体に内蔵されており、単体で音も鳴り、それだけで練習にも使えます。
こちらをパソコンに接続するにはUSB端子が必須で、最新の製品の多くにUSB端子がありますが、古い物にはUSB端子が無い物も多く中古などで購入する場合は注意しましょう。
パソコンで接続するのが前提なら、単体で音は出ませんし鍵盤の機能しかありませんが、USB接続のキーボードがおすすめです。
例えばKORGのnanoシリーズ2にあるnanoKEY2は5,000円程度と非常に安価です。
もう少し高価で、見た目も普通の鍵盤の用な物なら同じKORGでmicroKEYという物が1万円程度で販売されています。
これらのキーボードは単体では音も出ませんし、シンセサイザーのように様々な音源も内蔵されていませんが、パソコンで接続して音楽データの入力やGaregeBandの音楽レッスンに使用するなら、このような低価格な製品が適しているでしょう。