GPGPUの入門用に、はじめてのCUDAプログラミング

はじめてのCUDAプログラミング
驚異の開発環境〈GPU+CUDA〉を使いこなす
I・O BOOKS
青木 尊之、額田 彰著
ISBN-13: 978-4777514779

マルチコアへの最適化もまだ十分ではない状況だが、今後はGPGPUなど、ヘテロジニアスなコンピューティング環境がさらに向上するはずだ。
そのなかで、OpenCLなど様々なテクノロジが注目されているが、利用例が多く、学習しやすいのがNVIDIAのCUDAだ。

CUDAは、OpenCLとは厳密には異なるが、OpenCLと近く、現時点でGPGPUを学習するきっかけとしては優れている。
とりあえずの入門用としてCUDAでGPGPUの全体像をつかみ、OpenCLなどにつなげていくというような流れが良いだろう。

もちろん、ある程度各技術を理解できている方なら、いきなりOpenCL入るのも悪くはない。この本はC言語の基礎がある程度出来ている方が、CUDAを使いGPGPU環境を使ってみる部分が解説されている。
より高度な利用では、NVIDIAなどが提供している情報を参照するのがいいが、そこまでではないような方、GPGPUをどのように使うかについて体系的につかみたい方にもお薦めの書籍となっている。

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