通常のBlu-rayはフルHDまでの映像しか対応していません。
4Kののようなより高解像度の映像に対応するBlu-rayとして、ULTRA HD BLU-RAYの規格化が2014年から2015年前半にかけてすすめられています。実際の製品は早ければ2015年後半に登場すると言われています。
このULTRA HD BLU-RAYは、フルHDの1920×1080から4Kの3840×2160解像度に対応するだけでは無く、HDRのようなより画質を高める事も含めて品質強化もされることになりそうです。
4Kはデータ量が増えるため、3層で100GBや、4層で128GBに対応するBDXLが使われ、
解像度として対応するのは4Kの3840×2160、フレームレートは60p、色は10bit。
映像のコーディックにはH.264/AVCからH.265/HEVCが採用され、ビットレートは100Mbps程度になり、100GBのBDXL 1枚に2時間程度の映画が収まるようになるようだ。
現在、映像はネット配信が普及しつつあるが、光学メディアでの販売も4K時代でもULTRA HD BLU-RAYで続くことが予想されている。
テレビなどで4Kや8Kが注目されています。
この4Kとは4000を表す用語で、Kはキロで1,000を表します。
つまり4,000とか8,000とかのことですが、この4,000や8,000は解像度のことです。
解像度とは映像の細かさのことで、この数字が大きければ大きいほど画像がきれいになります。
2014年現在一般的なテレビのフルHDは、1つの画面を1,920×1,080の画像を合わせて構成されています。
つまり、2,073,600の点の集合で画面を構成しているわけです。
アナログテレビは720×480だったので、345,600の点で構成されていました。
この差は6倍となり、一気に画像が高画質化されていることを実感している方が多いと思います。
ちなみに、HDには1280×720でもHDという言い方をしていたので、本当のHDである1,920×720はフルHDと呼んでいます。
そのフルHDは横方向に1,920の点で構成されているので、約2,000となり2Kという言い方も出来ます。
これが倍になって約4,000の解像度となるのが4Kです。
正確には現在のテレビと同じ縦横比(アスペクト比と呼びます)の16:9の場合は、3,840×2,160が4Kの解像度となります。
これはフルHDの2倍の解像度で、構成する点の数は4倍になります。
映画と同じ21:9のアスペクト比の4Kの場合、4,096×2,160となります。
8Kの場合にはフルHDの4倍、8Kの2倍の7,680×4,320となります。
アナログテレビよりも解像度が細かくなったフルHDでは画面がきれいになったように、4KではフルHD以上に、8Kは4K以上の精細な画面になります。
海外では4Kや8Kの事をUltra HDやUHDと呼ぶこともあります。