英語の勉強はとりあえず単語を覚えよう

英語の勉強は、試験勉強等のはっきりした目的がないなら、三日坊主で終わっている方が多いかも知れません。
初めの数日は何らかの形でやったけど、1週間後には勉強しようとしていたことすら忘れる状態になる。というのを何年も繰り返している方も多いかも知れません。

英語学習で学習効果が高く、1日あたりの学習量も多くなく、続ければ続けるほど効果が出ているのがはっきり分かるのが、単語の暗記です。

英単語を学習するとりあえずの目標

単語の暗記をどこまでやるかは目的によって異なりますが、まずは中学レベルを完璧にし、その次に高校基礎レベル、大学受験標準レベル程度までをとりあえずの目標にします。
この段階でおおむね5000語近くの語彙がある形になります。一般で使われる英単語の95%程度を理解した段階です。

その後は、自分の英語のレベルに合わせて、難関大学レベル、英検準一級までを学習し9000語くらいにします。これで98%程度になり、一般の英語の語彙ではほぼ困らないレベルになります。

単語を完璧にするとは

単語を完璧にするとは

例えば Apple はリンゴ、walk は歩く

など、英単語に対して、日本語の意味が一瞬で出てくる状態です。

例えば

considerがえーと、consist が成り立っているみたいな意味だった気がするけど、considerは考えるだったかな。

みたいな状態は何とか覚えている状態で、文章読むときはなんとか意味がわかるかも知れませんが、単語を完璧に覚えた状態ではありません。一瞬で意味が出てくる用に完璧にしましょう。

基本的に日本語から英単語が言える、単語のスペルを正しく書ける状態は目指しません。
英会話などでは中学レベルの英単語が日本語からすぐに出てくる状態が望ましいですが、このあたりは学習していく中で自然に覚えていくため、このための学習を当面特別にする必要は無いです。

もちろん、ある程度身について、英会話で単語がなかなか出てこないことがもどかしいとか、英文を書く必要が出てきたとか、試験で覚えなければいけない状況があれば学習すること自体は否定しませんが、ある程度のレベル以上になってからで十分です。

英単語の学習時間

仮に1日2時間英単語を学習したとすると、1ヶ月に1000語程度覚えるのが現実的なところです。

3000語レベルから9000語レベルにするには、6000語を覚えなければならず、1日2時間必死に半年学習してやっと到達出来る状況になります。

通常そこまで出来ないでしょうから、1日30分だとすると2年かかります。
このように、英単語を覚えるには一定期間集中して行うか、じっくり長期間続けるかになります。

とりあえず学習するのに英単語を覚えることが良いわけ

英語の学習は3日坊主などになりがちです。
文法、読解、英作文、スピーキングなどによって学習する内容は違いますが、それぞれそれなりにしっかり時間を取って学習する必要があります。

英単語の暗記は、その単語の日本語の意味を覚えようとするだけです。
1つの単語あたり例えば「concern 心配」と読むだけなので、1秒程度でできます。

実際には例文や、単語帳に書いてある他の内容を読んだりするので、1秒では終わりませんが、1回覚えた単語を忘れないように復習として読むなら1秒程度でしょう。100単語の復習は2分程度で終わります。

新規単語の学習なら、1日に何度も読んだりして覚えようとしないといけないため、1日1時間あるなら1日あたり50単語位を覚えようとするのが現実的なところです。
1時間できないなら30分で25個、10分なら10個など学習できる時間に合わせて覚える単語数は柔軟に対応できます。

学習で最も重要なのは、学習自体をすることです。
同じように英文法を1日30分やったとしても、その分野が身につくかはわかりません。しっかり続けていけば身につくでしょうが、1日30分必ずできればいいですが、3日坊主になりがちの方が何週間も続く保証はありません。これではいつになって英文法全体の学習はすすみません。

一方で英単語の学習は1日10分で10個の学習を続けるなど、本当に短時間続ければ、確実に英単語の覚えていけるわかりやすい指標です。

まずは1日10分など短時間でいいので、単語学習から入って、知識を増やし、学習習慣をつけて行くことから始めるのも良いかもしれません。
これでも出来ないようなら、英語学習は諦めた方が良いかもしれません。

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