初学者向けの英文法学習方法を解説します。
ここで言う初学者とは、既に英語をある程度学習した経験がある社会人、高校生などで、本気で英語を学習したいような方向けの物です。
日本における一般の英語学習者は、レベルの差はあれど、ある程度の英語の知識は持っています。
例えばアルファベット、単語間はスペースを空ける、文末はピリオドをつけるなどの超基本的な事から、現在形、過去形、be動詞、関係代名詞などは聞いた事があるレベルしてもある程度の知識がある方が多いです。
英文法を学習した方が手っ取り早い
そもそも英文法は学習する必要があるのかという問題があります。
結論から言えば、英文法を学習した方が最終的な目標に近づくのは手っ取り早いです。
最終的な目標は人それぞれでしょうが、英会話、英文読解、資格試験などどれでも、英文法を学習した方が効率的に学習できます。
日本人が日本語の文法を学習しないでも理解出来ているのと同じように、英語も使っていれば英文法は自然に身につくのではと思う方もいますが、物心つかない頃から一日中つきっきりで新しい言語を10年程度教えられてやっと身につくような言語学習と同じように、大人になってから同じことをやって身につける事はほぼ不可能です。
実際に何年もそれだけを効率的に学習し続ければ可能かも知れませんが、例えば丸一日英文法書を読み込めば数ヶ月程度でかなりの英語のルールは覚えられるでしょう。
英文法をしっかりと学習した方が、圧倒的に速く英語の基礎的なルールである英文法は覚えられます。
英文法はまず何をやるべきか
初学者が英文法を学習する段階で必要になるのが、英文法を学習することで何が出来るようになるかの全体像を知ることです。
英文法は英語の基本的なルールで、実際に英語を使うために必要な基本となります。
例えば、英語を理解する際に必要になる英文解釈では、主語、述語などの判断が必要になりますが、少なくとも名詞、動詞などの用語などの理解が必要です。他にも解釈のためには様々な文法知識が必要で、解釈関連の参考書は文法知識があることを前提としていて、文法を理解していないと解釈の学習自体が出来ません。
そのような英文法を学習した先に何があるのかの全体像を知ることから始めるのがいいでしょう。
英語の学習の一般的な順序は、単語、熟語、英文法、語法、英文解釈、長文読解などになります。
この最終的な、英文解釈から、長文読解では何が必要になるのかを先に知っておけば、英文法はもちろん、基礎的な単語や熟語の知識も重要な事がわかります。
英文法の学習順序
英文法の学習も何段階かあります。
例えばアルファベットから、文章の基本的な構造である単語間はスペースを空ける、文章の最後はピリオドをつけるような超基礎。
名詞、動詞のような品詞、be動詞、現在形、過去形などの中学生レベルの内容や、大学受験レベルの文法知識まで何段階かありますが、中学レベルの超基礎から、基礎をしっかりと学びましょう。
難関大学レベルの英文法になると、英語圏での実生活では全く使わないような物まで学ばなければいけないような状況もありますが、誰もが必要なレベルは、大学の標準レベルから、英検準一級レベルの文法知識でしょうか。
まず目指すのは、中学レベル、高校基礎レベル、高校標準レベルをそれぞれの段階でしっかり理解する事です。
その上で必要ならその上の段階を目指しますが、まずは自分のレベルに応じて必要なら中学レベルからしっかり学習し直します。
当然ながら、各段階では単語力、発音なども重要です。例えば英文法学習時に出てきた例文で使われている単語の意味は知っている状態で、例文の音声はしっかり聞き取れ、自分で満足できる発音を出来る状態は必要です。
文法の学習では、インプット用の学習参考書を使います。
その上で問題集をやって、各問題の答えの根拠をしっかりと答えられる状態にします。