ミリ波が使えない5Gは本来の速度が出ません

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第5世代の通信方式5Gは高速通信と低遅延が最大の利点とされて宣伝されています。

実際に従来の4G(LTE)とくらべて5Gがどのくらい速いかは、利用する周波数帯などによって異なります。
5Gで最も速いのはミリ波を使った通信で、現在の規格上最大10Gbpsの速度が出るとなっていますが、ドコモの場合は2020年現在4.1Gbps(受信時)としています。

この速度はミリ波という28GHzの周波数帯を使った場合の最大の速度ですが、ミリ波が使える場所は将来も限られ、2020年現在で対応しているスマートフォン自体も限られています。

ミリ波が使えない5Gは速度も低い

一方でほとんどの5Gは、Sub 6という6GHz以下の周波数帯を使った通信になり、ドコモの場合で最大速度は3.6Gbps(受信時)です。
4Gの場合は150Mbps程度ですが、ドコモのプレミアム4G(LTE Advanced)は1.7Gbps(受信時)としています。

どこと比較するかにもよりますが、5Gは4Gと比較すると2倍から10倍程度が期待できます。しかし、ミリ波が使えない状況では、10倍はほとんど不可能で出来ても5倍程度になります。

ミリ波が使える環境とは

ドコモの2020年10月現在の5Gミリ波対応状況

ミリ波が使えるのは通信会社がミリ波のアンテナを設置し、ミリ波に対応するスマートフォンなどの端末を使ったときのみです。

ミリ波のアンテナは5Gの中でも設置の拡大にはかなり時間がかかります。5Gの性能をフル活用するためにミリ波対応の端末を選んだとしても、使える場所は限られ、せっかく買ったのに全く活用出来ないという状況が続く可能性があります。

一方で、スタジアムなどでミリ波の電波が利用出来、そこに頻繁に行くような場合には5Gの性能をフルに活用出来るようなこともあります。

しかし、5Gの速度を生かせるサービス自体がほとんど存在していないため、ミリ波、Sub 6でもわざわざ高価な5G対応端末を購入しても5Gの性能を生かせない状況は当分続く可能性があります。

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