BYODという言葉がビジネスシーンにおいてよく使われるようになっている。
BYODとはBring Your Own Deviceの略で、自分のデバイスを会社のシステムに接続して使うことを言う。
つまり、個人が所有しているスマートフォンなどを会社のネットワークに接続し、メールなどを読み書きするようなことだ。
一般的に、企業で使うコンピューティングデバイスは、会社が供給する。
会社は自社で検証したOSやソフト、デバイスを自社内で使えるように設定するが、個人で勝手にデバイスを使われると、不即の事態が起きかねないため禁止している事が多い。
一方で、一般的な社会人が使用しているデバイスに紙の手帳がある。会社から供給される物もあるが、一般的には自分の使いやすい物を個人で購入して使う人も多い。
そんな紙の手帳は会社のネットワークに接続するわけでもないため、わざわざ使用を禁止するような会社はほとんどないと思われるが、紛失したりしたときの情報漏洩のリスクは同じようにある。
これを禁止されたら困る方が多いと思うが、最近言われているBYODも同じだ。
普段、最先端の使いやすいスマートフォンなどを使いながら、会社ではいまだに10年前のWindows XPを使い続けなればならない。
そんな状態で仕事の効率が上がるだろうか?
社内のシステムをそれに対応できるようにし、デバイスの管理を自分でできるような方にはその使用を許し、業務を効率化してもらうのは会社として当然だろう。
BYODは必然だ。