AmazonのKindleのサービスが2012年末にようやく始まる。
Kindleストアは2012年10月25日開始、Kindle Paperwhiteは11月19日発売予定、Kindle FireやKindle Fire HDは12月19日発売予定となっている。
読書端末としてのKindle Paperwhiteは買うべき製品だが、Fireはどちらかというと動画サービスなどを利用する物で、日本の場合は現時点では買うべきではない。
Kindleはハードウェア製品そのものよりもサービスを注目すべきだ。
Kindleでは購入した本を様々なKindle自体だけではなく、スマートフォンやPCなどさまざまなデバイスで読むことができるが、Whispersyncという仕組みで、読んだ場所をシンクし、どこデバイスで読んでいたとしても続きをシームレスに読むことができる。
このような読書用のサービスが最も充実しているのがKindleだ。
注目なのが販売される本の量だが、開始時時点では5万点となっている。この中に1万点の青空文庫の書籍などが入っているようだが、楽天のKoboも同等の点数(10月現在6万点)なので、この点ではKindleだからといって多いと言うことはないようだ。
この本の量は、今後の充実が待たれる。
このKindleの最新端末であり、読書用に適しているのがKindle Paperwhiteだ。
価格は8,480円で、国内の3G接続が無料の3G版は12,980円となっている。どこでも新しい書籍を入手したいなら3G版がいいが、それほどでもなければWi-Fi版でも十分だろう。
一方、カラー版のFireやFire HDは同等のタブレットと比較すると非常に安価だ。
例えば、AndroidタブレットのNexus 7は19,800円だが、Kindle Fire HDは15,800円となっている。
Kindle Fire HDは一般的なAndroidタブレットやiPadなどと異なり、Amazonのサービスを利用する端末だ。
アメリカでは、Amazonが動画配信サービスを展開しており、アメリカで使う限りKindle Fire HDは利便性が高いが、日本では一部音楽が配信されている物の、アメリカと同等のサービスにならない限りあまり活用できないデバイスとなる。