現在、スマートフォンはiPhoneとAndroid系が人気だが、そもそもiPhoneとはなにか、Androidとは何かをわかっていない方も多いようだ。
iPhoneはAppleが自社で開発したOSのiOSを採用したスマートフォン、AndroidはGoogleが開発したOSのAndroidを採用したスマートフォンだ。
これらのスマートフォンはパソコンで言えばWindowsとMacの用に、基本的な部分(OS: オペレーティングシステム)が異なる。
それぞれのOSの基本的な特徴を解説しよう。
主要なスマートフォンのOSの種類と基本的な特徴
Symbian
5,000円から15,000円程度の主にノキアが途上国向けなどに提供する、低価格なスマートフォンに採用される。
Android
1万円から5万円程度と価格帯も幅が広く、低価格機からハイエンドモデルまで様々な製品に採用されている。GoogleがOSを開発し、端末メーカーがそれを採用した製品を提供する。
BlackBerry
2万円程度から。RIM(Research In Motion)の端末に採用されている。主にメールなど企業向けの機能を重視している。
Windows Phone
4万円から。Windows MobileやWindows CEなど、従来からあるマイクロソフトの組み込みや携帯型のOSの発展系で主に携帯電話に使われている。
開発はマイクロソフトで、そのOSを採用した機器がノキアや様々なところから登場する見込み。
iOS
4万円程度からのiPhoneに採用される。iPod touchなど携帯電話系の通信機能のない製品にも採用されるが、Appleの機器にのみ採用されている。
他にもwebOS、Bada、BrewなどOS自体は多数存在する。日本の従来型の携帯電話にもOSもあるなど、OSはどんな製品にも基本的には存在している。