東日本大震災以降、日本では節電意識が急速に高まり、LED電球の売り上げも伸びているようだが、節電効果が高いとはいえLED電球はどうしてもその価格が気になる。
例えば、従来型の60W型白熱電球と同等の明るさのLED型電球、東芝LDA9Nは4000円程度での販売となっている。
このLED型電球の消費電力は9.4Wで、一般的白熱電球は60W型が実質54W程度なので、白熱電球比1/6程度の消費電力で節電効果が非常に高い。
コスト面では、従来型白熱電球は200円前後で販売されている。LED電球の寿命は白熱電球の20倍以上なので、使用中の電気代金も1/6程度になり、長期的に見たコストを考えるとLED電球はお得と言える。
しかし、この20倍という価格差は非常に大きく、節電や省エネには理解できるが、どうしてもこの価格では手が出ないという方も多いだろう。
そんな方におすすめなのが、電球型蛍光灯だ。
東芝の60W型と同等の明るさの製品ネオボールZ EFA15EL/12-R の価格は800円前後。これで消費電力は12Wで、LED型電球に比べれば若干高い物の、白熱電球に比べると1/5程度の消費電力だが、価格は4倍程度だ。
これなら一つくらいならLED電球に変えてもいいが、コスト的にきついからと、その他の電球が白熱電球のままになり、節電効果があまりない状態になる事が防げる。
上記の製品・価格で比較した場合
4000円 のLED電球を1コ交換すると、54W-9.4Wで44.6W節電可能
4000円分 (800×5コ) の蛍光灯型電球を交換すると、 (54Wx5)-(12Wx5)で210W節電可能
直近の節電効果は蛍光灯型電球の方が約4倍高いと言うことがわかる。
この上で、余裕のあるときにより節電効果の高いLED電球に交換していくという方法がおすすめだ。