最近の電子機器に付属のACアダプタは、日本以外でも使える事がほとんどです。
ACアダプタの中身は、交流からその機器が利用する直流にするAC-DC変換器で、これ自体が変圧器になっています。ここにはAC-DCコンバータが使われています。
AC-DCコンバータはRSコンポーネンツなどで市販されています。
各ACアダプターには「入力」や「INPUT」という文字で100V、もしくは100V~240Vなどと書かれています。この100Vというのは日本などの100ボルトに対応という意味で、100V~240Vというのは100ボルトから240ボルトに対応しているという意味です。
後者の100V~240Vと書かれているACアダプターなら、海外でそのまま使用することが可能です。
ちなみに、海外で最も電圧が高い国でも240Vで、最も低いのが日本の100Vなので、100V~240V対応で使えない国や地域はありません。
様々なACアダプターで、その表示を確認してみましょう。
以下の画像の中にある赤い丸は、わかりやすくするために表示しているので、実際の商品にはありません。
上の画像は2000年前後に提供されていた携帯電話用のACアダプターです。入力に100Vとしか書かれていないので、日本でしか使用できません。
このような古い携帯電話をそのまま海外で使いたい方はご注意ください。そもそも、そんなに古い携帯電話は、海外では電波の関係で使えないかもしれませんが。
この画像は、初期型ニンテンドーDSのACアダプターです。よく見るとINPUT 100Vと120Vの2つ書かれています。
これは日本の100Vとアメリカなどの120Vに対応しているという意味です。ヨーロッパなどの240Vには対応していないのでご注意ください。
上の画像は、アメリカで4,000円程度で販売されている携帯電話に付属のACアダプターです。
INPUTに100-240Vと表示されていますので、全世界で使用することが出来ます。
こちらはキヤノンのデジタルカメラのバッテリ充電器です。
デジタルカメラのバッテリ充電器は、カメラ本体からバッテリを取り外して装着する単体でACアダプターと充電器をかねている物が多いですが、これもそのタイプです。
INPUTに100-240Vと書かれていますので、全世界に対応しています。デジタルカメラのように、携帯電話に次いで持ち運ばれるカメラのような電子機器はほぼ全てこのように全世界に対応したACアダプターが付属していると思って大丈夫です。
デジタルカメラに次いで、旅先で持ち運ぶことが多いビデオカメラのACアダプターです。
こちらもINPUTに100-240Vと書かれているため、全世界でそのまま使うことが出来ます。
旅先で情報入手、コミュニケショーンなどに欠かせないパソコンのACアダプターです。
これも当然ながら100Vから240Vに対応していることがわかります。
同じような海外で使えるACアダプタの情報のサイトはこちらなども参考にしてください。