日本のテレビは、世界シェアトップの韓国系ブランドが参入しておらず、国内ブランドのみ価格競争していたため、世界的に見て割高だった。
しかし、30型前後の製品などを中心に、2010年後半からは世界レベルの価格に近くなり始めている。
しかし、40型や50型などは、若干値下がり傾向にもある物の、まだまだ割高だ。そんな市場だが、2011年にはデジタル放送へ完全移行、LGが日本市場へ参入を発表するなど、変化も激しい。特に、エコポイント導入当初とは製品の価格も変わっており、販売価格に対するポイント還元率が消費者にとってお得となる場合がある。
2010年中はポイントの関係もあり、物によっては世界的にも非常に安くテレビが手に入る可能性がある。2011年にはエコポイントも終わるだろうが、場合によっては近い将来これ以上安く手に入れられないほどの安くなる場合もある。
例えば東芝の40型(インチ)液晶テレビREGZA 40A1の場合、同社のエントリーモデルだが、フルHDに対応するなどテレビなどを視聴するための基本性能に不足はない。そんな製品が、価格.comの最安値で67,260円(2010年10月上旬現在)。これでもそれなりに安いが、40型なのでエコポイントは23,000ポイントとなる。
エコポイントは商品券などに交換可能なので、そのまま現金として換算した場合、67,260円-23,000円で44,260円となる。
つまり、40型(インチ)の液晶テレビが実質4万5千円程度で購入できてしまうのだ。
5年ほど前までは1インチ1万円と言われ40インチだと40万円程度していたが、今ではその1/10となっている。もちろんこの価格はエコポイントという特殊な制度があってこそだが、エコポイント終了後の数年間は、これほど安く購入できることはないかもしれない。