iPhoneやBrackBerry、Androidに代表される多機能携帯電話はスマートフォンといわれています。これらの製品は、全世界のユーザーに向けて提供されているグローバルな端末です。
一方、日本のメーカーが日本市場にあわせて提供しているのが、日本で最も販売数の多い一般的な携帯電話です。日本市場にあわせて独自に機能が進化しているため、ガラパゴスケータイなどとも言われていますが、この日本市場向け携帯電話とスマートフォンとの違いは何でしょうか?
スマートフォンは多機能携帯電話とも言われていますが、日本の高機能な携帯電話も、Webブラウザやメール、写真にビデオ、テレビ機能など様々な機能が使用できる多機能携帯電話です。
機能面だけではスマートフォンと日本の高性能携帯電話はそれほど違いはありませんが、大きく違うのが機能の追加が出来るか出来ないかという点です。
iPhoneやAndroidは、各製品を開発した会社以外が提供したソフトを、ユーザーが自由にインストールできます。日本の高機能携帯電話は買ったら最後、機能を追加することは出来ません。
これは、1990年代まで市場に存在した、ワープロ専用機とパソコンに似ていると言えます。
ワープロ専用機はワードプロセッサと印刷機能に特化しており、それなりに使いやすかったようですが、自由にソフトをインストールできるパソコンに駆逐されてしまいました。
わかりやすく言えば、
スマートフォンはソフトを自由にインストール可能で機能を追加できる
日本の高機能携帯電話は買ったときの仕様でそのまま使うことになる
という感じでしょうか。