パソコンの起動時間は常に話題になります。
Windows Vistaで長くなったのが、Windows 7で短くなったとか、あたらしいOSは速いとか。そもそもパソコンの起動時間とは何でしょうか?
パソコンの起動時間にはいくつかの種類があります。
全く完全に電源が切れた状態から起動する場合、スリープ状態から復帰する場合などいくつかの種類に分かれています。
携帯電話の場合、電源を入れたり切ったりするのは、購入したときや飛行機に乗るときくらいしかないかもしれません。
その電源を入れ、使えるようになるまでは機種にもよりますが、数十秒かかります。2つ折りの携帯電話なら、電源を入れた状態で蓋を閉じたりすると、スリープ状態になります。携帯電話のスリープ状態は、電話の着信やメールの受信を待機するだけの状態です。
このスリープ状態の場合、開けるとすぐに使えるようになります。
パソコンもこれと同じようなスリープ状態があります。
Windows Vistaや7はもちろん、XPや95、Mac OS Xなどにも当然この機能はあります。
ノートパソコンの場合、蓋を閉じるとスリープ、開けるとスリープから復帰という設定にしていることがほとんどです。
パソコンのスリープはOSなどにより異なりますが、携帯電話のように一瞬とはいきませんが、おおよそ5秒から10秒前後で復帰します。Windows 7では3秒程度です。
全く電源が入れた状態から起動する場合、ハードウェア各種のチェックから、OSの読み込みなど様々な処理が入るので時間がかかります。
一方スリープでは、OSは起動しており、スリープ時にスリープ前の状態を維持するため、内部回路には電気が流れています。そのため、機動に必要な処理は一切不要ですが、スリープ時にも電力を消費します。
携帯電話の場合1週間ほど、パソコンでも数日間はバッテリだけでスリープ状態を維持できます。
起動時間を計測する場合、全く電源が切れた状態から起動するのか、スリープから復帰するのかなど条件を合わせる必要があります。
電源が切れた状態からの機動は、コールドブート(コールドスタート)。ハードウェアの電源が入って、ソフトウェアだけ再起動する場合は、ウォームブート(ウォームスタート)。
それ以外にはレジューム、休止状態などスリープにもいろいろありますし、用語も多岐にわたっています。
まとめ
パソコンなど電子機器の機動にはいくつかの種類がある