Sony VAIO Xのおすすめ構成

VAIO X Series

これこそソニーとも言うべき薄型・軽量の最新VAIO X(VPCX11ALJなど)が2009年10月8日に正式発表された。
1ヶ月ほど前から情報を小出ししていたが、詳細なスペックや価格も含めて今回全て明らかになった。

Sバッテリの最小構成で655gだが、バッテリ駆動時間は5時間(JEITA測定方法)、Lバッテリでは10時間駆動で750g程になる。
VAIOオーナーメードモデルでのカスタマイズ項目は豊富だが、どんな構成が適しているかは難しい。

最小構成は89,800円(税込)だが、当然この構成はおすすめしない。

バッテリに関しては、SバッテリではなくLバッテリにするべきだ。92,800円。
LバッテリはSバッテリとサイズが同じで、容量の違う物になるので、これを選ぶデメリットは重量だけ。その重量も100g程度とほとんど違いがわからないくらいなので、このクラスの製品を選ぶなら1分でも長時間駆動した方が利便性が高い。

ストレージは64GB、128GB、256GBのSSDから選べる。
ここで注意が必要なのが、64GBではパラレルATAで、128GBと256GBではシリアルATAになる点。シリアルATAの場合、パラレルからシリアルへ変換する回路が入るためバッテリ駆動時間が若干ながら犠牲になる。64GBの方がその点有利だが、絶対容量が不足する。本格的に使うためには128GBは欲しいところだし、今後少なくともPC用のパラレルATA対応SSDは手に入りにくくなることも考えられシリアルATAの128GBを選ぶのが無難だろう。102,800円。
もちろん予算があれば256GBのSSDを選んでも良い。その場合+2万円

CPUはAtomプロセッサーの小型低消費電力機器向けZシリーズが採用されている。これはパフォーマンスに難があることが知られているが、少しでも周波数の高い物を選んでおくのが無難と言えるだろう。
Atom Z550(2GHz)も選べるが、Z540(1.86GHz)あたりが、消費電力は発熱、パフォーマンスなどのバランスが良いのではないかと考える。107,800円。
とにかくパフォーマンスだというならZ550を選んでも悪くはない。もちろんバッテリ駆動時間に影響するが。その場合+5千円。

OSはWindows 7 Home PremiumかProfessionalが選べるが、ビジネス用途ならProfessionalを選ぶべき。ホーム用途ならHome Premiumでも問題はない。
Professionalなら+5千円。

BluetoothとWiMAXは好みだが、Bluetoothだけなら+2千円。さらにWiMAXも選ぶと+1万円。
英字キーボードは好みだが、これを選ぶと+5千円。

ということで、Lバッテリ、128GBのSSD、CPUで最低でも107,800円からと考えておくとさらにカスタマイズしたとき残念度は減るかもしれない。

VAIO Xシリーズは実機をさわってみると、とにかく、その軽さ、薄さに驚く。
これを見た方ほとんどが欲しくなるはずだが、ネットブックが4万円なら、カスタマイズして12万円だと、ネットブック3台分の価格になる。ここまで薄く、軽くするとコストも上がる事がよくわかる例だが、どこまで一般ユーザーに受け入れられるのか楽しみな製品でもある。

VAIO Xシリーズ

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