USB 3.0対応を待つべきかどうか、それが問題だ

近々行われるパソコンのインターフェース周りのアップデートとして、USB 3.0が注目されている。

速度が10倍ほどになり、コネクタなども下位互換性があり、データ転送が速くなるという利点がある。インテルのチップセットが対応するので、これがパソコンの本体に標準搭載されるのは確実。
対応PCが登場するのは速くて2009年末だと思われ、2010年内には多数の製品で対応してくるだろう。

本体が対応しても、周辺機器も対応しなければ意味がない。
周辺機器としては、データ通信の速度が重要になる製品での対応も気になるところだ。

例えば、HDDなどの外付けストレージドライブ、内蔵ストレージにデータを保存するビデオカメラなどだ。
これらの製品をUSB 2.0で接続し、100GB程度のデータをコピーするのにかかる時間は1時間ほどかかる。これが10分以内に短縮するならUSB 3.0は非常に有用だ。

当然ながら、本体の対応に加えて、周辺機器の対応も必要だが、本体がチップセットなどの対応により2010年には対応するとして、周辺機器はどうだろうか。
USB 3.0対応のコントローラーはいくつかあるが、周辺機器向けはまだ遅れている。順次対応製品が登場するだろうが、コストなども含め本格的に対応するようになるのは若干時間がかかるかもしれない。

2011年頃に登場する周辺機器ならUSB 3.0対応製品も増えてくるだろうが、それまでは若干時間がかかりそうだ。この期間はUSB 3.0へと考え、無理にUSB 3.0のために買い控えをする必要はないだろう。

2009年現在言えることは、それなりに普及しているだろう2011年頃までは2年ほどの時間があるため、そうなってから買い換えるというのもありだということ。
USB 3.0は下位互換性があるので、自分で持つ周辺機器などが全て対応するようになってから、USB 3.0対応のPCを購入しても遅くないだろう。

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