Windows 7は互換性が重視され、Windows XPのソフトが問題なく動作するような機能が多数搭載されています。
その中でも目玉なのが、XPモードです。
XPモードは、Windows 7の中でミニWindows XPを動作させ、その上でアプリケーションソフトを動作させるようなモードです。
このモードがあるので、ほとんどのWindows XP専用アプリがWindows 7で動作することが見込まれています。
企業ユーザーなどに向けて、Windows 7 Professional以上のエディションで使用可能です。
しかし、注意しなければならないのが、XPモードはハードウェアの仮想化技術を使っているという点です。
具体的にはCPUの仮想化機能を使用しています。
インテルのCPUの場合、インテル バーチャライゼーション・テクノロジー (インテル VT)、AMDのCPUの場合、AMD Virtualization (AMD-V)に対応している必要があります。
VT技術に対応しているCPUとしていない物がありますが、一般的にインテルの低価格なCPUにはこの機能は対応していません。
インテルのCPUで言えばCeleronです。Celeronを採用しているパソコンは低価格な製品です。AMDのCPUは全て対応しているようです。
例えば、企業で一括購入するパソコンはCeleronを採用していることもありますが、この製品でWindows 7を導入し、普通にWindows 7を使うことには問題ありませんが、XPモードは動作しません。
インテルのCPUで言えば安くはないCore 2 Duoなら対応してそうですが、製品によっては対応していない物もあります。
古いソフトも使う可能性があり、Windows 7のXPモードに期待している方は、自分の持っているパソコンが仮想化技術に対応しているかどうか十分確認してください。
2010年3月17日のアップデートにより、この条件が緩和されすべてのCPUでXPモードが使えるようになりました。
XPモードの要件緩和でCeleronでも使用可能に
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