iPhoneやiPadがAndroidに圧倒的に勝っているのは音楽アプリ

アップルのiPhoneやiPadのiOSが、GoogleのAndroidに圧倒的に勝っているのは音楽アプリだ。
音楽アプリとは音楽再生アプリのことではなく、楽器演奏などの音楽作成などのアプリだ。

アップルはiPhone以前のMac時代から音楽アプリなどの充実度ではWindowsなどを引き離していたが、それを引き継ぎ、OSの機能自体でも音楽系アプリを作りやすくなっていることがAndroidに圧勝できている理由だ。
つまり、同じソフトを作るにしても、iPhoneで提供されているアプリはAndroidに移植しづらいと言うことだ。

iPhoneやiPad用の音楽作成アプリは多数あるが、Androidに少ないのはここに理由がある。

もしも、スマートフォンやタブレットなどで音楽作成や、楽器演奏などをしたいのならiPhoneやiPadを選ぶのが正しい。

最新デジタル機器を何に使うかわからないなら手を出さない方がいい

パソコン、インターネット、電子手帳、携帯電話、スマートフォン、タブレットなど、新しいデジタル機器が続々と登場している。

インターネットが普及し始めた1995年頃にはWindows 95が登場し、パソコンブームとなったが、多くのインターネットやパソコンの使い方がよくわからない方が飛びつき、挫折していった。
挫折してった方の多くは、使い方がわからないとか、何に使ったらいいかわからないという受動的な人だ。能動的に何かやろうとしていった一部の方は、新しいビジネスを生み出し、一般ユーザーの多くは生活に生かしている。

携帯電話が普及し始めた1990年台後半には、いち早く使い出した人に対し、「そんなに電話するのかよ」とか、「携帯電話なんか使い道が無い」とか多くの方が考えていたようだ。しかし、携帯電話自体は単なる電話機で番号を押せば通話ができるという簡単な機能だったので、誰にでも使うことが出来た。いつでもどこでも連絡ができるようになったので、今ではほとんどの方が携帯電話を所有する、現代人の生活必需品になってしまった。

そして、携帯電話からiPhoneやAndroidなどのスマートフォンになり、iPadなどのタブレットが普及し始めている。
携帯電話で電話や簡単なメッセージのやりとりしかしてこなかった方に、iPhoneなどでインターネットをパソコンのように使えたり、アプリで様々な事ができると説明されても、イマイチぴんとこない方が多いようだ。
タブレットも同様で、スマートフォンで十分と考えている方に、画面サイズが大きく、性能に余裕があり、スマートフォンより活用の幅が広がると説明されても、どう活用したらいいかわからないのか、不要と考える方も少なくないようだ。

これは、どちらかというと、この最新の機器は自分の周りの何かに生かせるのではないかといった、将来性を予想できない人に多い。インターネットを初めて見て何に使うかわからなかった方は、能動的に誰かがやっていることをなぞるだけだったが、将来性が予想でき、ある程度技術もあった方は新たなビジネスを生み出すなど新しい道に進んでいった。

初期の電子手帳は、シャープなどが出していた単なる電話帳的な機能の製品から、PalmやWindows Mobileを経て、iPhoneやAndroidへ進化していったが、iPhoneやiPadなども将来は何か別の物に進化する可能性がある。
初期の電子手帳は機能は少ない物の、当時はある程度使える物だった。現在のiPhoneやAndroidなども今はすごい機能が満載だが、10年後に使われている同様のコンセプトのデバイスに比べると、機能は劣る物となるだろう。

現在、単なる携帯電話は、より進化したスマートフォンへ、移行しつつある。
今までデジタルデータの処理に使用していたパソコンと、スマートフォンの間を埋めるデバイスとして、タブレットが普及し始めている。
タブレットの台頭でパソコンの売上げが減少する事が予想され、パソコン各社はタブレットに負けない魅力のパソコンを開発するなど、各デバイス間での競争も激しくなっている。

タブレット自体もサイズ別などに様々なバリエーションが登場しようとしており、2012年現在はiPadが圧倒的だが、まだまだ発展途上だ。

パソコンはある程度機能が安定している。毎年機能は向上するが、1年もすれば大きく進化するスマートフォンやタブレットよりは革新が少なく安定した製品と言える。
パソコンは5年程度そのまま使っても最新モデルに比較すれば、性能は向上しても活用の幅は変わらないだろうが、スマートフォンやタブレットは5年もあれば3世代くらいは進化する。
その進化について行けないような、何に使ったらいいかわからない方が、そのたびに流行に飛びつけば、ほとんど使いこなさないうちに新しい物を購入することになるだろう。

最新デバイスを、この製品はこんな事に使えると自分が理解できるようになってから購入するのでも遅くは無い。

ただし、その場合はかなり時代から遅れることにもなるが、ある程度成熟したものを購入でき単純な出費という意味では少なく済ますこともできる。

iPadに必須なアクセサリ(周辺機器)

2010年6月現在、iPadがアメリカで発売されてから2ヶ月ほど経過するが、アクセサリ(周辺機器)もそろいつつある。
その中でも全ユーザーが選ぶべき必須のアクセサがいくつかある。

さらに時間が経てば、よりすばらしいアクセサリも増えるだろうが、2010年6月現在必須と言えるのは2点。
ケースとApple iPad Camera Connection Kitだ。

Apple iPad Camera Connection Kitは、デジタルカメラなどから画像をiPadに直接取り込む予定がないなら選ぶ必要はないが、ケースは必須と言える。
特に、持ち運ぶ予定が無くてもケースがあると無いでは大違いだ。

iPadははっきり言って少々重い。片手で持てなくはないが、本体がつるつるなので、落としやすい。このため、ほとんどのケースは手でもって落としづらい滑り止め加工のケースとなっている。

いくつかあるケースの中でも最も優れているのが、アップルの純正ケースだ。
このケースに入れるとDockに立てかけられなくなるという欠点がある物の、このケース自体がDockの役目もあるので、Dock自体は不要になる。
フタがあるので液晶面の保護になるし、そのフタがあれば、テーブルや新幹線や飛行機の中でも角度をつけられるし、フォトフレーム風にも使用できる。

これらの様々な用途に向けて考えられたケースはさすがにApple純正だけある。他社製品でこれだけ使いやすいのはまだ無い。

Apple iPad Camera Connection Kitは、iPod nanoやiPhoneとUSB経由で接続すれば、これらの映像を取り込むことも可能だ。
iPadには静止画やビデオを加工するアプリも登場しているので、その場で取り込めるこの周辺機器は、カメラなどと活用したい方には必須と言える。

これら2点はiPad本体よりも入手困難とも言えるので、iPadを買おうかどうか悩んでいる方は、事前にこの2点だけでも発注しておくことをおすすめしたい。

iPadのSIMロックは百害あって一利なし

日本国内におけるiPadの予約が2010年5月10日に始まった。
これに先立つ2日前、ソフトバンクもiPadを販売し、iPad用の3Gデータ通信サービスを提供することを発表したが、SIMロックに関する情報が錯綜していた。

当初、ソフトバンク販売分はSIMロックされているが、Apple直営店で販売する物はSIMロックフリー(アンロック)版になるなど様々な情報が流れていた。
結局、日本国内で販売されるiPad Wi-Fi + 3GはソフトバンクのSIMロックがかかることが公表された。

iPadがアメリカで発表されたとき、3G対応版はSIMロック無しで3Gは好きなときに契約でき、いつでも解約できるという方式で、これが全世界でも適用されると予想されていたが、日本では携帯電話と同様にSIMロックされた状態での販売となる。

日本国内においてiPadで3G回線を頻繁に利用する方には、電波の品質などはともかく、不便な部分はほとんど無いが、そうではない方にはデメリットでしかない。

例えば、海外在住者がiPadを日本に持ち込んだ場合。
日本ではSIMロック版しか販売されていないので、ソフトバンクがiPad 3G用のSIMカードだけを販売しない可能性もある。その場合、海外からiPad持参できた方は、どうやって3Gネットワークに接続するのだろうか?

また、日本の3G版iPadを海外に持って行ったとき、ロックがかかっているので現地のSIMカードを購入し、現地で短期間契約しiPadを3Gネットワークに接続することが出来ない。
もしも使うなら、現実的ではないローミングの料金で使う事になるのだろうか。

また、料金設定も携帯電話のように複雑な2年契約のものだが、このような複雑で長期間の契約を避けたい人には3G版は避けたくなるだろう。

さらに、このようなデバイスは、毎日のように持ち運ぶ方もいるだろうが、一ヶ月に数回しか持ち運ばない方も多いだろう。そのような方にとっては1日プランなどを用意して3Gのネットワークを時々使えるようにした方がいい。しかし、現在の料金プランではそれがない。

このSIMロックは、国外でiPadの3Gネットワークを使いたい方には、日本国内版の購入はデメリットでしか無く、百害あって一利なしと言える。

携帯電話のSIMロックも議論の的になっているが、このようなユーザー無視の契約を押しつけるのではなく、料金やネットワークの品質などで公正に競争し、その上でユーザーに選ばれたサービスが生き残っていくべきだろう。

iPadは単純な電子書籍端末ではない

iPadとKindleのような電子書籍端末(eBook Reader)を比較し、電子書籍販売プラットフォームも含めどちらが勝つか負けるか考えている方もいるが、そもそもiPadは電子書籍に特化した端末ではない。

一方、Kindleやそれに近い電子書籍端末(nookなど)は、主に電子書籍を表示することに特化した端末である。
iPadは単に電子書籍も表示できる端末と言うだけで、それに特化した物ではない。iPadが電子書籍端末なら、通常のパソコンはすべて電子書籍端末と言うことにもなるし、iPadが出版界にとって驚異なら、PCはとっくの昔に驚異になっていてもいいが、それはゆっくりとしか進んでいない。

それでは、iPadは何か。
音楽再生、ビデオ再生が可能でWebブラウザ、メールクライアントもあり、ワープロソフトなども問題なく動作するし、ゲームも出来る。もちろん、電子書籍端末としても利用できる。
何でも出来る端末ではあるが、あえて名前をつけるなら、インターネット・コンパニオン (Internet Companion) だろう。
日本語にすると、インターネットの友などになるだろうか。つまり、インターネットのサービスをフルに扱える端末ということになる。
これならPCやスマートフォンなどとあまり変わらないが、アップルが目指しているのは、その中間となる端末だ。

スマートフォンでは画面が小さいし、出来る事が限られる。通常のノートパソコンは出来る事が多いが、サイズが大きく持ち運びづらい。
これを埋めるのがiPadだ。
iPadなら今までは難しかったビジュアルで魅せるような雑誌的な表現の媒体も生きてくるだろうし、アップルが提供するiBookstoreを使えば、文字コンテンツのマネタイズも比較的楽に実現できる。

もちろん、映画などビデオを再生したり、絵を描いたりすることも出来る。

Kindleのような電子書籍に特化した端末は、2010年に本当の意味で対抗製品と呼べるE Inkなどのディスプレイを使用した物が一気に登場する。さらに低価格でのカラー化。より高速な表示などが可能になる物が数年以内に登場するだろう。
そうなったときにようやく、iPadなどとの競合端末になる。そのときに備える意味でiBookstoreをいまから準備しておくのは納得できる。

iPadは、E Inkなどをディスプレイに使い、バッテリ駆動時間や目への優しさを重視することより、すでに実現できる技術でのよりリッチな表示端末を目指した物だ。

現時点で、電子書籍端末でKindleの対抗製品とは言えない。