iPhone、iPad、MacBookの買い換えタイミングをコストから考える

アップルの製品はパソコン黎明期の1990年前後から一貫して安くはありませんでした。
パソコンだけだった時代から、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイスといった製品ラインナップを増やしていても、結局はハイエンド製品が中心のラインナップになっています。

一般的に、短期間で性能が向上するハイテク製品であったとしても、新製品が出る度に買い換えることはコスト的に難しいでしょう。
現時点で、アップルはiPhoneとiPadの新製品は1年に1度投入。MacBookといったパソコンは1年前後で新製品を投入という形になっています。

現時点で、スマートフォンは必需品、さらにパソコンかタブレットもしくは両方を利用出来れば、デジタル機器には不足しない生活が送れます。
1年間に個人がこの手のデバイスにハードウェアのコストとして支払えるのは、出せて月に1万円程度でしょうか。年間12万円くらいですが、こんなに出せないという人も多いと思います。

そこで年間12万円と年間5万円の予算で、どの程度デジタル機器を買い換えてなるべく新しい製品を使い続けられるかを考えてみましょう。

ここで、各製品の価格をみてみます。
iPhone 6s 64GB $749
iPhone 6s Plus 128GB $949
iPad Pro 32GB $799
iPad Pro 128GB $1079
MacBook $1,299、$1,599
これは2015年秋現在、実質的に選ぶのにふさわしいの最新モデルのアメリカでの価格です。

わかりやすくするとiPhone 10万円、iPad 9万円前後、MacBook 15万円前後となります。
仮に各製品を2年おきに買い換えると2年間の必要コストは34万円となります。
年間12万円しか使えない場合は、2年で24万円なので10万円近く不足します。

このため、各製品を2年おきに買い換えることは不可能ということになります。
もしも、スマートフォンとパソコンだけにするというようなやり方なら、問題はほぼ解消します。

例えば、スマートフォンを購入した翌年にタブレットを購入し、その翌年はスマートフォンというようなサイクルです。
これなら各製品はほぼ機能的に劣らない製品を使い続ける事が出来ます。

これにパソコンを加えたい場合はどうでしょうか。
例えば、スマートフォンはいつも使うのでなるべく最新を維持し続けるために2年に1度はキープし、タブレットとパソコンは交互に買い換えるというようなペースです。

1年目 スマートフォン
2年目 タブレット
3年目 スマートフォン
4年目 パソコン
5年目 スマートフォン
6年目 タブレット
7年目 スマートフォン

仮にこのサイクルを続けた場合、ある時期にパソコンかタブレットが3年前の製品となります。
現時点でパソコンの進化は鈍化しているので、3年前の製品なら許容範囲内ですが、タブレットはかなり見劣りする可能性もあります。

一方で年間5万円の予算が無い場合はスマートフォンの買い換えペースを3年に1度にしても、それ以外のデバイス購入はかなり難しくなります。

1年目 スマートフォン
2年目 購入無し
3年目 購入無し
4年目 スマートフォン
5年目 購入無し
6年目 購入無し
7年目 スマートフォン
8年目 タブレット

このように、各年に予算をキープしてもスマートフォン以外のデバイス購入はかなり先送りとなります。
スマートフォンの進化は急速で3年以上前の製品では実質使い物になりません。

このため、この手のデバイスを活用するには年間予算5万円程度では全く足りない、ギリギリが月に1万円、年間12万円程度の予算ということになります。
これ以外に、カメラ、周辺機器、各種サービスを考えると、月に1万円以上の出費は現代生活で必須となりそうです。

とうぜん、この計算には通信費は含まれていませんので、ある程度快適に使おうと思ったら、トータルコストは月に2万円以上になることもありそうです。

タブレットこそがスマートテレビ

Tablet Video

家電各社は2012年頃からテレビのインターネット機能などを強化しているが、テレビ自体をスマート化しても使い勝手が悪い物が多い。
従来のテレビチューナーに加えて、YouTubeなどの動画視聴環境を用意しているが、従来型のリモコンでの操作性はともかく、スマート機能自体の使い勝手は良くは無い。

これに比べると、タブレットの動画視聴機能は非常に優れている。
タブレット自体はもともとタッチ操作を重視しており、操作性自体に問題はほとんどない。

テレビチューナーのインターネット機能がアップデートすることはほとんど無いが、タブレットはAndroidやiOSをOSとして採用しており、アプリの機能追加などは日々行われている。
使い勝手の改良はもちろん、新しいアプリも日々追加されているし、新サービスも続々と登場している。

タブレット自体も画面表示やスピーカーの改良が進んでおり、動画の利用でも問題ない。
強いて言えば、一般的には画面サイズが小さいことだが、これもMiracastなどを利用すれば特に問題になることはない。この場合、タブレットがテレビのリモコンになるため、手元で様々な操作ができ非常に便利だ。

テレビは従来のテレビ放送に縛られることでスマート化の進化が遅れている。また価格がそれなりに高いことから買い換えのサイクルも長い。
一方で、タブレットの機能向上、アプリの使い勝手向上の方が進化は非常に速く、価格も安い。

インターネットの速度は問題となるが、タブレット自体が真のスマートテレビになるのも時間の問題だろう。

Windows RTとは何か。見た目はWindows 8と同じだが中身は違う

Surface

マイクロソフトのタブレット端末Surface(サーフェス)が2013年3月15日に日本で発売されます。
SurfaceはWindows RTのSurface RTと、Windows ProのSurface Proの3つありますが、3月に発売されるのはSurface RTです。

それでは、Surface RTに使われているWindows RTとは何でしょうか?

従来のWindowsはインテルやAMDの、パソコンに使われているx86というアーキテクチャーに対応したCPUに向けて提供されていたOSです。
一方、Windows RTは携帯電話などに使われているスマートフォンやタブレットに対応したCPU(ARMという会社が中心的に開発しています)に向けて提供されたOSです。

見た目はほとんど同じですが、機能はそれぞれ異なります。

一般的にWindowsで動作するソフトはx86というパソコンのCPUに対応した物ですが、Windows RTはx86を使っていないため、通常のWindowsソフトが動きません。

Windows RTで動くソフトは、オンラインのアプリストアで提供されている物のみです。
今まで使用していたWindows XPやWindows 7のソフトは基本的にWindows RTでは動かないと思っていいでしょう。
もちろん、それらのソフトがWindows RT向けに提供されれば使えるようになりますが、Windows RT向けのソフトは従来のWindowsに比べると圧倒的に数が足りていません。

同じWindowsでも、自分が使うソフトが動くかどうかはしっかりと確認した上で、Windows RTタブレットの導入を検討しましょう。

最新デジタル機器を何に使うかわからないなら手を出さない方がいい

パソコン、インターネット、電子手帳、携帯電話、スマートフォン、タブレットなど、新しいデジタル機器が続々と登場している。

インターネットが普及し始めた1995年頃にはWindows 95が登場し、パソコンブームとなったが、多くのインターネットやパソコンの使い方がよくわからない方が飛びつき、挫折していった。
挫折してった方の多くは、使い方がわからないとか、何に使ったらいいかわからないという受動的な人だ。能動的に何かやろうとしていった一部の方は、新しいビジネスを生み出し、一般ユーザーの多くは生活に生かしている。

携帯電話が普及し始めた1990年台後半には、いち早く使い出した人に対し、「そんなに電話するのかよ」とか、「携帯電話なんか使い道が無い」とか多くの方が考えていたようだ。しかし、携帯電話自体は単なる電話機で番号を押せば通話ができるという簡単な機能だったので、誰にでも使うことが出来た。いつでもどこでも連絡ができるようになったので、今ではほとんどの方が携帯電話を所有する、現代人の生活必需品になってしまった。

そして、携帯電話からiPhoneやAndroidなどのスマートフォンになり、iPadなどのタブレットが普及し始めている。
携帯電話で電話や簡単なメッセージのやりとりしかしてこなかった方に、iPhoneなどでインターネットをパソコンのように使えたり、アプリで様々な事ができると説明されても、イマイチぴんとこない方が多いようだ。
タブレットも同様で、スマートフォンで十分と考えている方に、画面サイズが大きく、性能に余裕があり、スマートフォンより活用の幅が広がると説明されても、どう活用したらいいかわからないのか、不要と考える方も少なくないようだ。

これは、どちらかというと、この最新の機器は自分の周りの何かに生かせるのではないかといった、将来性を予想できない人に多い。インターネットを初めて見て何に使うかわからなかった方は、能動的に誰かがやっていることをなぞるだけだったが、将来性が予想でき、ある程度技術もあった方は新たなビジネスを生み出すなど新しい道に進んでいった。

初期の電子手帳は、シャープなどが出していた単なる電話帳的な機能の製品から、PalmやWindows Mobileを経て、iPhoneやAndroidへ進化していったが、iPhoneやiPadなども将来は何か別の物に進化する可能性がある。
初期の電子手帳は機能は少ない物の、当時はある程度使える物だった。現在のiPhoneやAndroidなども今はすごい機能が満載だが、10年後に使われている同様のコンセプトのデバイスに比べると、機能は劣る物となるだろう。

現在、単なる携帯電話は、より進化したスマートフォンへ、移行しつつある。
今までデジタルデータの処理に使用していたパソコンと、スマートフォンの間を埋めるデバイスとして、タブレットが普及し始めている。
タブレットの台頭でパソコンの売上げが減少する事が予想され、パソコン各社はタブレットに負けない魅力のパソコンを開発するなど、各デバイス間での競争も激しくなっている。

タブレット自体もサイズ別などに様々なバリエーションが登場しようとしており、2012年現在はiPadが圧倒的だが、まだまだ発展途上だ。

パソコンはある程度機能が安定している。毎年機能は向上するが、1年もすれば大きく進化するスマートフォンやタブレットよりは革新が少なく安定した製品と言える。
パソコンは5年程度そのまま使っても最新モデルに比較すれば、性能は向上しても活用の幅は変わらないだろうが、スマートフォンやタブレットは5年もあれば3世代くらいは進化する。
その進化について行けないような、何に使ったらいいかわからない方が、そのたびに流行に飛びつけば、ほとんど使いこなさないうちに新しい物を購入することになるだろう。

最新デバイスを、この製品はこんな事に使えると自分が理解できるようになってから購入するのでも遅くは無い。

ただし、その場合はかなり時代から遅れることにもなるが、ある程度成熟したものを購入でき単純な出費という意味では少なく済ますこともできる。

シャープのガラパゴス メディアタブレットの今後はどうなる

シャープとしては撤退は無いと主張するGALAPAGOSメディアタブレット。
2010年9月にクラウドメディア事業として大々的に発表し、12月に販売開始したが、2011年9月には撤退とも思われる現行ハードウェア販売終了が発表された。

電子書籍事業もシャープ単独になるなど、様々な動きがある中、シャープとしては撤退する事は無いという。

それではシャープはどうしようとしているのか。

電子書籍専用端末としてハードウェアの販売は止め、汎用タブレットとして再出発をはかっていると予想される。
特定の電子コンテンツしか利用できないタブレットは、Amazonくらいの規模が無いと消費者が見向きもしないし。売れなければコンテンツが集まる事は無い。
売れない専用端末よりも汎用タブレットを世界的に販売した方が自社の液晶パネルのアピールにもなる。
現在、PC系企業は次の事業の柱としてタブレットに注力している。タブレットはいずれPCの用に安売り競争になるため、ハードウエアだけではなく、コンテンツ販売にも注力している。しかし、このコンテンツ販売でうまく行っているのはAppleだけだ。
ソニーも自社グループの映画や音楽、Sony Reader向けの電子書籍などうまく連携できれば何とかなるかもしれないが、簡単ではないだろう。

シャープとしては、10年以上続いている電子書籍事業やXDMFなどを生かすべく、Android向けにアプリも提供しコンテンツ面を強化。さらに自社の高品質な液晶を使った汎用のタブレット端末を世界的に販売し、コンテンツと合わせて事業の柱にしようと計画しているのだろう。

シャープの電子書籍事業まとめ