Amazon.co.jpにおいてようやく電子書籍サービスが開始された。
電子書籍端末が発売する前の2012年10月25日には書籍販売のKindleストアもスタートし、iPadなどのタブレット端末やiPhoneやAndroidのスマートフォンなどでKindleで提供される書籍が読めるようになった。
ここで、開始時時点での書籍の価格をチェックしてみよう。
Kindleなどの電子書籍では紙、印刷、製本、物流などのコストがかからないことから、本が安くなることが期待されているがどうだろうか。
「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」は、書籍が1,470円のところ、Kindle版が700円で期待通りに安く設定されている。
「道をひらく」も書籍が914円のところ、Kindle版は667円となっている。
コミックの場合はどうだろうか。
「ジョジョの奇妙な冒険 第8部 モノクロ版 2」は書籍が420円のところ、368円となっている。
ここで注目なのが、この価格は出版社の集英社が設定した物と言うことだ。
出版社が設定していない物はAmazonが卸値から独自に設定した物でかなり安くすることが予想されるが、出版社は紙の書籍を守るためか、それほど安くは設定しない。
その典型的な例が次となる。
「まほろ駅前番外地: 2」は単行本が1,575円だが、文庫は530円。出版社はKindle版をこの文庫に会わせた530円に設定している。
このような書籍と同等に設定している物もあれば、書籍より高くなる物もある。
「ツナグ」は単行本が1575円で、文庫が662円だが、Kindle版は文庫よりも高い833円となっている。