ネットブックは5万円程度で販売されています。
各種通信サービスの加入を条件に100円など、ほとんど無料で販売されることも多くなっていますが、なぜここまで安いのでしょうか?
ネットブックの原型とも言える製品が登場したのは、2007年6月の台湾で行われたコンピュータ関連の展示会Computex TAIPEI 2007のインテル基調講演でのことでした。
教育市場向けのパソコン開発は2009年現在でも、様々な製品が登場していますが、その頃熱かったのが、発展途上国の教育市場向けパソコンです。
OLPC(One Laptop Per Chiled)など様々なプロジェクトがありましたが、インテルが推進していたのはClassmate PCというもので、ここに向けた低価格な製品としてEee PCが公開されました。
価格は$199(2万円)としてASUSのEee PCが紹介され、パソコンも2万円程度になると話題になりました。
価格を抑えるために、最低でも10型程度だった液晶を7型に、HDDはなし、メモリも通常の半分以下などにした仕様でした。
その後、2007年11月に台湾やアメリカで販売した際、$199は無理だったようで$299という価格になりましたが、当時ある程度軽量で小型のノートパソコンが3万円程度で購入できるとあって世界中で話題となりました。
これに採用されたOSはWindowsではなく無料のLinux、CPUはインテルのCeleronなどの機能の低い物でしたが、大人気となり、この人気に押されてか、Windowsを通常より価格を下げて提供し、2008年になると日本など世界各国で販売が始まりました。
この人気はそのまま続き、ASUSの人気に続こうとAcerやMSIなど台湾系パソコンメーカー各社もこの市場への参入を公表しました。
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