金曜日, 10月 30, 2020
多くの日本人は、日本ブランドのエレクトロニクス製品は世界中で多くのシェアを維持している思っていることでしょう。 しかし、それも遙か昔のことで、今ではテレビ、パソコン、携帯電話、冷蔵庫、エアコンなど様々な電化製品で日本ブランドは見る影もなくなっているのです。 パソコンに詳しい方なら、日本ブランドのパソコンは海外で東芝もしくはソニーくらいしか知名度がないことをご存じだろうし、携帯電話は見る影もありません。 海外に旅行した経験があれば、多くのエアコンはLGなど韓国ブランドの製品が世界中で使われていることを見た方も多いかもしれません。 それでは実際に調査会社の数値により、世界販売台数とシェアの実態を見てみましょう。 テレビ 2009年第4四半期(10月から12月) 約6,781万台。 1. サムスン 23.60% 2. LG 13.00% 3. ソニー 11.50% 4. パナソニック 8.00% 5. シャープ 5.40% その他 38.6% Q4'09 世界TV出荷実績・上位ブランドシェアを発表 ディスプレイサーチ 携帯電話 2009年第4四半期 3億2千万台 1. ノキア 39.00% 2. サムスン 21.10% 3. LG 10.40% 4. ソニーエリクソン4.50% 5. モトローラ 3.70% その他 21.20% Mobile Phone Shipments Rebound To Double-Digit Growth in Fourth Quarter, According to...
現在、電子機器の多くにカラーのディスプレイが採用されています。パソコン、デジタルカメラ、携帯電話、テレビなど。 これらの機器に使われるようになったのは、薄型ディスプレイの影響が最も大きいでしょう。 液晶などの薄型ディスプレイが普及するまでは、ブラウン管など重く大きい表示デバイスが一般的でした。これらのディスプレイでは持ち運び機器に搭載するのは不可能ですし、小型化や超大型化には物理的な限界もあります。 しかし、液晶などの薄く、軽く、電力消費も少ない小型ディスプレイが登場したことにより今までは考えられなかった用途が登場しました。 もちろん、20年以上前から液晶ディスプレイはありましたが、白黒で解像度も低く、電子機器の状態表示することだけが目的の物でした。 現在は、電子機器の状態表示は当然として、画像を表示したり、動画を表示するのも当たり前です。 こうなったのも、ディスプレイ性能が向上し、コストが安くなったことが影響しています。 カラーの薄型ディスプレイは1995年頃から普及が始まりましたが、当初コストが高いのは当然として、発色や応答速度に問題がありました。 それが解消したのは2000年頃で、この頃にナルト、動画の表示なども当然のようになりました。 さらに、数年が経過すると、携帯電話やポータブルオーディオプレーヤーなどにもカラーの液晶が搭載されるようになりました。 1990年代から技術の進歩を追うと、STN(DSTNの事)液晶から、VA、TN、IPSなどTFT系液晶が主流になりました。さらに有機ELやプラズマなど、様々なディスプレイ技術も登場しました。ある程度普及してから15年程度の事ですが、ものすごい進化を遂げていることがわかると思います。 現在、このディスプレイ技術で急速な勢いで進化しているのが電子インクです。 電子インクの方式はいくつかありますが、紙に印刷したような表示が可能になります。この特性を生かし、AmazonのKindleのように電子ブックリーダーのディスプレイに使用したり、デジタルサイネージと言われる電子広告などに使おうという動きが出ています。 他のディスプレイでは表示している間は電力を消費しますが、電子インクは書き換えの時しか電力を消費しません。つまり、電子ブックの本文を読んでいるときは全く電力を消費せず、書き換えの時しか電力を消費しません。 液晶の電子ブックリーダーは、表示している間電力を消費しますので、200ページの本を4時間かけて読むと仮定すると、その4時間電力を消費続けます。 一方、電子インクを使ったデバイスは、何時間かけて読んだとしても、200回の書き換え時しか電力を消費しません。その書き換えにかかる電力も一回あたりは非常に小さい物で、一般的に数週間使用可能です。 この特性を生かし、ポスターなど様々な用途で、電子インクを使おうという動きがあります。 例えば、毎日のように価格が変わるような生鮮食品で、電子インクを使ったディプレイを採用すると、ほとんど電力を消費せず、遠隔操作で簡単に価格を変更することが可能になります。 また、頻繁な書き換えが必要とされないポスター用途に電子インクを活用すると、紙などを交換するような手間が無くなります。 もちろん、デジタルサイネージでは、カラーでビデオ再生などにも適した液晶を使ったシステムもありますが、液晶では出来ない事が電子インクでは可能なので、ディスプレイメーカー各社がしのぎを削って開発を続けています。 現在、低コストで発色のよいカラー化と、より高速な書き換え速度を各社が競っているところです。液晶の場合、一般に普及してから10年程度で低コストで一般ユーザーに浸透するまでの技術革新がありました。 電子インクも今後5年から10年程度で、現在では考えられないような物に発展するでしょう。
iPadとKindleのような電子書籍端末(eBook Reader)を比較し、電子書籍販売プラットフォームも含めどちらが勝つか負けるか考えている方もいるが、そもそもiPadは電子書籍に特化した端末ではない。 一方、Kindleやそれに近い電子書籍端末(nookなど)は、主に電子書籍を表示することに特化した端末である。 iPadは単に電子書籍も表示できる端末と言うだけで、それに特化した物ではない。iPadが電子書籍端末なら、通常のパソコンはすべて電子書籍端末と言うことにもなるし、iPadが出版界にとって驚異なら、PCはとっくの昔に驚異になっていてもいいが、それはゆっくりとしか進んでいない。 それでは、iPadは何か。 音楽再生、ビデオ再生が可能でWebブラウザ、メールクライアントもあり、ワープロソフトなども問題なく動作するし、ゲームも出来る。もちろん、電子書籍端末としても利用できる。 何でも出来る端末ではあるが、あえて名前をつけるなら、インターネット・コンパニオン (Internet Companion) だろう。 日本語にすると、インターネットの友などになるだろうか。つまり、インターネットのサービスをフルに扱える端末ということになる。 これならPCやスマートフォンなどとあまり変わらないが、アップルが目指しているのは、その中間となる端末だ。 スマートフォンでは画面が小さいし、出来る事が限られる。通常のノートパソコンは出来る事が多いが、サイズが大きく持ち運びづらい。 これを埋めるのがiPadだ。 iPadなら今までは難しかったビジュアルで魅せるような雑誌的な表現の媒体も生きてくるだろうし、アップルが提供するiBookstoreを使えば、文字コンテンツのマネタイズも比較的楽に実現できる。 もちろん、映画などビデオを再生したり、絵を描いたりすることも出来る。 Kindleのような電子書籍に特化した端末は、2010年に本当の意味で対抗製品と呼べるE Inkなどのディスプレイを使用した物が一気に登場する。さらに低価格でのカラー化。より高速な表示などが可能になる物が数年以内に登場するだろう。 そうなったときにようやく、iPadなどとの競合端末になる。そのときに備える意味でiBookstoreをいまから準備しておくのは納得できる。 iPadは、E Inkなどをディスプレイに使い、バッテリ駆動時間や目への優しさを重視することより、すでに実現できる技術でのよりリッチな表示端末を目指した物だ。 現時点で、電子書籍端末でKindleの対抗製品とは言えない。
数ヶ月以上前から噂されていた、アップルの新製品iPadが発表になりました。 噂レベルでは、iSlate、iTabletなど様々な名前が予想されていましたが、iPad(アイパッド)が正式な名称になります。 アップルとしては、通常のノートパソコンと、スマートフォンの間を埋めるカテゴリの製品と位置づけているようです。 この位置には、Netbookがありますが、これは単に安いノートパソコンとしてみているようです。 また、Smartbookという、Netbookとスマートフォンの間を埋めるような、カテゴリの製品も登場しようとしています。Smartbookはクラムシェル型のノートパソコンの形状ですが、iPadは物理キーボードがありません。 これはSlate PCというカテゴリの製品になりますが、Windows系のSlate PCも計画されており、Windows 7などのOSが動作する、ノートパソコンから物理キーボードを取り除いたようなコンセプトの製品となります。 iPadの場合、どちらかというと、iPhoneやiPod touchを大きくしたコンセプトの製品になりました。 CPUも、MacBookやWindows系のパソコンのインテルx86系ではなく、1GHzのApple A4というアップルが2008年に買収したP.A. Semi社のCPUが採用されました。 詳細はわかりませんが、x86系ではないので、MacBookなどに使われているMac OS Xは動作しませんが、iPhoneなどに使われているOS Xの拡張版がiPadに使われているのでしょう。 この点だけをみても、iPhoneを大きくした物であることがよくわかります。 また、指で触って使う製品なので、重要になるのがソフトウェアの対応と、ユーザーインターフェースの出来です。 この点では、すでに実績もあり、ソフトウェアも多数用意されているiPhoneやiPod touchのアプリケーションがそのまま動作しますし、iPhoneなどと同様の操作性となります。すでにiPhoneなどを利用している方はスムーズに使えるでしょうし、そうでない方も容易に使いこなせるようになるでしょう。 一方、Windows系のSlate PCは、Windows 7で強化されたとはいえ、タッチパネルに特化したようなアプリケーションはあまりありません。OSもそれに特化しているわけではなく、どちらかというとマウス利用に特化した物であり、Slate PCが登場するときにどれだけ使い勝手を改善してくるかが注目されます。 しかし、Widowsですでに動作しているソフトウェアがSlate PCではそのまま利用できるという 利点もありますし、各社から対応製品が登場するので、選択肢も多いという点も注目です。 Webサイトやメールの利用に加えて、音楽やビデオの鑑賞、ゲームが出来るのは当たり前ですが、アップルはiBooksという読書用コンテンツストアもこれに合わせて開設するようです。 eBookとしては、すでにAmazonがKindleで一定の成功を納めていますが、これとの関係がどうなるのか気になるところです。 今回発表されたiPadの情報を見るだけ言えば、かなり完成度の高い製品です。価格は5万円程度からで、機能を考えると決して安くはありませんが、高すぎるわけでもありません。 Windows系のSlate PCも年内には登場するでしょう。これらとの競争がどうなっていくのか興味深いところです。
キングジムのデジタルメモ、ポメラの新製品が発表になりました。 2008年11月に発売になったポメラDM10の上位モデルという位置づけの、ポメラ プレミアムモデルDM20は液晶が大型化し、テキスト入力に関する部分が強化されました。 パッと見は従来モデルと変わりませんが、内部はかなり強化された製品です。 画面サイズが4インチから5インチへ大型化されたのは、わかりやすい部分です。 液晶が大きくなり、文字サイズも従来は3サイズだったのが、7サイズに増えました。 肝心の文字入力機能では、1ファイルあたりの全角文字数は8,000文字から28,000文字へ、内蔵メモリに1,000ファイル保存できるようになりました。 また、フォルダ構造も設定できるようになっています。 キーボードは基本的にDM10と同じですが、キーバインドの設定が出来るようになっています。 CtrlとCapsキーを入れ替え、insキーと前候補キーの機能を別の機能に入れ替え。修飾キーをロックするなどの機能があります。 通信機能は従来通りありませんが、入力中のファイルの内容をQRコードで表示する機能があります。 QRコード一つで表示できる文字数には制限がありますが、複数のQRコードを表示し、それぞれのQRコードを読み込み、携帯電話などに取り込むことが出来ます。 バッテリは、通常のアルカリ電池に加えて、三洋のエネループにも対応しました。 見た目は同じですが、テキスト入力機能を中心に機能が大幅に強化されています。 DM10DM20 画面サイズ4インチ5インチ 大きさ(mm)145×100×30145×100×33 使用時大きさ(mm)250×110250×110 重さ(電池込)340g370g 価格(税込)27,800円34,650円 http://www.kingjim.co.jp/pomera/dm20/