2月 102012
 

シャープは2011年4月21日に酸化物半導体を採用した液晶パネルの実用化を発表した。
この酸化物半導体(通称IGZO)は従来のアモルファスシリコンを使用した液晶に比べ、明るく、消費電力が低くなり、さらなる高精細化(高解像度化)も出来るようになる。

このIGZO液晶を採用した製品は、2012年にシャープなどから登場するようで、2012年3月に発表されると言われている、AppleのiPad 3(通称)にも使われるのではないかと予想されている。

IGZOとはインジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn)から構成される酸化物(O)のI,G,Z,Oからとられた名称だ。

液晶上には薄膜トランジスタが形成されるが、アモルファスシリコンと比べIGZOを使用した場合、サイズを小さくすることが出来、開口率が増えるので液晶が明るくなる。
また、これによって、低消費電力化や高精細化も可能になる。
これは従来のラインを改良するだけで実現できるので、工場の初期コストの削減も可能となり、高性能品でもコストを抑えられる。

シャープは2006年に稼働した亀山第2工場で、第8世代マザーガラス(2.16m×2.46m)を採用しこのIGZO液晶パネルを製造する。
シャープはアメリカ市場などで過当競争の激しい60型以下の製品では無く、それ以上の大型液晶など、シャープの技術力を生かせる製品に特化し始めている。

第8世代マザーガラスは40型で8面とれるが、40型のパネルを4万円で販売したとして、32万円。
10型程度だと100枚以上生産可能で、1枚5,000円で100枚販売した場合でも50万円になる。

つまり、価格競争の激しい一般家庭用のテレビサイズの液晶よりも、付加価値の高い高性能品を多数販売し、売り上げ、利益共に他社と差別化しようという戦略と予想できる。

酸化物半導体を採用した中小型液晶パネルを世界で初めて実用化

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