4月 282011
 

任天堂はゲーム会社の中でも、今後のゲーム市場拡大に向けて最も真剣に考えている会社と言え、その中から2画面でタッチパネルの携帯型ゲーム機ニンテンドーDSや、新しいコントローラー体験のWiiを登場させてきた。

その任天堂が、スマートフォン向けなどのカジュアルゲームの台頭にどう対抗しているのかが問われているのが2011年となり、3月に日本で発売したニンテンドー3DSの拡販をどうして行くのか、Wiiの後継機はどういった物になるのか、ソフトウェアの展開はどうなるのかなどが注目となっている。

以下、説明会の内容をみてみよう。

国内の直近のニンテンドーDS、Wiiハードの販売は、順調とは言えない物で、ソフトウェアでは売り上げトップ10に任天堂のソフトが一つも入ってないという状況になっている。
ニンテンドー3DSに関しても発売当初は順調だったが、発売3週目以降に大震災の影響が大きかったとはいえ、それ以上に売り上げが伸びていない。

アメリカでは、ソフトウェアでJUST DANCE 2といったダンス系ゲームが、WiiだけでなくXbox 360でもヒットしており、ダンスゲームブームという状況になっている。
ヨーロッパでは、絵心教室などがのびており、国によって状況は違うが、DSタイトルなどが順調に売り上げている。

ソフトウェア面だけみると、全世界で売り上げているポケモンブラック・ホワイトはアメリカ市場で前作を大きく上回る伸びを見せており、ヨーロッパで売り上げている絵心教室(Art Academy)も世界出荷本数は190万本となっている。
Wii Partyも定番ソフトとなりつつあるので、さらに伸ばすべくアメリカでの拡販を展開していく。

日本とアメリカのゲーム人口推移では、日本ではアクティブユーザーが50%程度、スリープユーザーが25%程度、ノンユーザーが25%程度となっている。
アクティブユーザーのうち、DSやWiiのユーザーは42%程度なっている。

一方、アメリカのゲーム人口は、アクティブユーザーが63%で、ノンユーザーが30%程度、7%程度がスリープユーザーということで、日本に比べてスリープユーザーが少ない事がわかる。

このようなユーザーの動向をふまえた新ハードを展開するのがWiiの後継機となるようだ。
具体的には2012年に発売、2011年6がつんい開催されるE3において、体験できる状態で出展し、具体的な仕様はこのときに公表。
「任天堂の考える家庭内で遊ぶゲーム機の新たな構造を提案したい」
ということなので、従来はなかった新しい提案のあるゲーム機となりそうだ。

ソフトはいくつか展開していくが、ニンテンドー3DSの普及に向けて更なる背作が必要となっている。
例えば、裸眼立体視は体験させればよい物ではなく、3Dの状態は人によって最適な位置が異なるので、それを適切な状態で啓蒙していく必要性。コンテンツの充実などが必要で、地道な取り組みを徹底していくとのこと。
また、すれちがい通信機能をいかした「すれちがいMii広場」というソフトもあり手応えも感じているが、3DSユーザー全員がこの機能を使っている訳ではなく、販売促進として、それを興味を持つきっかけを提供していくとの事。

5月末に本体更新を予定しており、「ニンテンドーeショップ」「インターネットブラウザー」の機能が追加されるが、この更新機能を使用していただけるように、期間限定で「エキサイトバイク」を無料配信し、ニンテンドーeショップを使うきっかけにしていきたい。
また、バーチャルコンソールも、ゲームボーイやゲームボーイカラーから始めるが、他のプラットフォームについても可能性を追求していくとの事。

ソフトも、ゼルダの伝説と機のオカリナ3D、スターフォックス64 3Dなどに続き、スーパーマリオ、マリオカードなど展開していく。

任天堂IRサイト

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