3月 232011
 

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)に伴う電力不足は関東地方を中心に深刻です。
各自節電することで、ある程度対策はできますが、限界もあります。

生活自体を見直すとか、長期的には日本の電力を一つの周波数に統一する、送電ロスを減らす、ほとんどの電化製品が直流で動作しているため、家庭内でも直流配電するなどの対策があります。

しかし、短期的に自分ができる事となるとかなり限られた物になります。

太陽電池

太陽電池は一軒家の屋根などに取り付けることで、日中の太陽が出ている間は電力が提供できます。太陽光発電などとも言われます。太陽電池から発電している間は、電力会社からの供給に頼る量が減りますし、それ以上なら電力を売ることもできます。
特に夏場などの昼間のピーク時電力削減に貢献できます。
価格は100万円程度から300万円程度です。

シャープ
京セラ
三洋電機
三菱電機

JPEA 太陽光発電協会

風力発電

太陽光発電は日中しか発電できないという欠点がありますが、夜間でも発電可能なのが風力発電です。風力発電は風が無ければ発電できませんが、夜間や曇りでも風さえあれば発電可能です。
しかし、風力が弱すぎると発電できない物がほとんどですし、台風など風力が強すぎても発電できないものが多いです。
一般に常に一定の風が吹いている地域へ大型の風力発電を設置するイメージがありますが、小型で自宅に設置可能な風力発電もあります。
風切り音がうるさい物もあり、住宅地などの設置では注意が必要ですし、設置場所の問題、コストに見合う発電量かどうかなどの問題もあり、誰もが導入できる物ではありません。

価格は100万円前後からです。

ゼファー
シンフォニアテクノロジー

一般社団法人日本風力発電協会

エネファーム

ガスから水素を取り出し発電する燃料電池と、その時の熱でお湯を作る家庭用のシステムです。家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの愛称がエネファームとなっています。
エネファームのシステムを供給しているのはパナソニックなどに限られ、価格は350万円となっています。2011年4月に販売の新製品はコストダウンしましたが270万円程度です。
供給までのロスがないガスを燃料として使用するため、自宅に届くまでのロス自体は電力に勝ります。しかし、発電能力、給油能力、(2011年3月時点の)コストなど全体的な面で考えると、一般家庭に導入しても太陽電池などのようにある程度元が取れるわけではありません。
将来、機器が安くなることや補助金が増大することで普及するでしょうが、2011年時点では一般家庭への導入はなかなか難しいのが現状です。
エコキュートなど、ガスを使った省エネルギー策はいくつかあるので、それらの利用も検討しましょう。

東京ガス エネファーム
大阪ガス エネファーム
東邦ガス エネファーム
西部ガス

パナソニック 家庭用燃料電池

燃料電池普及促進協会
燃料電池実用化推進協議会

水力発電

水道、下水道で常に水は流れていますが、これを有効活用するための機器はありません。
わき水などが出ている地域なら、なんとか発電する機器もありますが、現時点で水力発電の一般家庭での使用は現実的ではありません。

まとめ

こうしてみると、一般家庭で一番有力なのが太陽電池です。特に夏場の冷房需要は、晴れている昼間の電力が重要ですので、ある程度効果が期待できます。
コストも初期費用はそれなりにかかりますが、長期的にみると許容できる範囲でしょう。
エネファームもコストがもう少し下がれば使いやすくなりますが、ある程度余裕のある方にしか向いていません。
また、これらの節電対策は一軒家が中心です。マンションなど集合住宅に住んでいる方には難しい物が多いのが現状です。

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