計画停電回避のためにどんな節電をすべきか

関東地方では2011年3月に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の影響で、電力不足が深刻です。
それを補うために、緊急的に計画停電が実施されていますが、一部地域とは言え、信号を含む地域全体が停電してしまうのは、特に夜間など危険を伴います。
これを回避するためには一人一人が電気の使用を節約しなければなりませんが、具体的に何をするべきでしょうか。

細かな電力の節約は当然ながら、特に必要なのがピーク時の電力の削減です。

暖房

暖房が特に必要なのが夜間と朝型かと思いますが、電気を使った暖房でも、おおよそ朝8時以前、夜9時以降は、電気の使用量が少なくなるので使用しても停電にはあまり影響しません。逆に言えば、朝8時時頃から夜9時頃までは電気を使った暖房はなるべく使わない方がよいでしょう。
もちろん、電気を使わない灯油やガスを使った暖房を使うべきですが、このピーク時の時間を考えてあまり無理をしすぎないようにしましょう。

照明

照明は、外光が入らないところは日中でも必要ですし、夜間もその場所を使うには必要ですし、防犯上必須のところもあります。
そのような場所での照明は最低限の明るさにするか、より消費電力の低い物に交換しましょう。
例えば、電球は一般的に55W程度の消費電力ですが、電球型蛍光灯は10W、LED電球は5から10W程度です。LED電球は明るさによって価格も異なります。
長期的に考えるとLED電球が適していますが、直近の省エネということならあまり価格が高くない電球型蛍光灯に変更するだけでも効果は高いです。
これらの電球を交換することで、全体的なに消費電力を下げることができます。特に常時点灯しているような場所の照明は、積極的に低消費電力型へ交換しましょう。

各種家電

掃除や選択など、各種家電により現代生活は便利になりましたが、これらの製品をピーク時の朝9時から夜8時くらいまで使用するのは避けましょう。
深夜や早朝は電力に余裕があるので、この時間に使用するのが効果的です。掃除機を深夜使うのは迷惑な場合がありますが、日中はほうきを使うなどして、電気に頼った方法を変えてみるのも一つの方法です。

炊飯、パン焼きなど

電気炊飯器、パン焼き機などが普及していますが、これらはタイマーによる調理が可能です。朝食用ならピーク時を避けるように8時前に調理が完了するようにセット。夕食時なら、夕方の5時前に調理できるようにセットしましょう。

省エネモードにする

冷蔵庫などには音調調節機能があるので、なるべく電力を使用しない設定にしましょう。テレビなどにも省エネモードがあります。パソコンも省エネモードに設定可能です。

それ以外にできる事

省エネ設定以外にも、冷蔵庫など電化製品を壁から離す。照明を掃除することで、本来の明るさを取り戻すなど、豆知識もたくさんあります。
インターネットには、それぞれの家電の省エネに適した使い方が紹介されているので、検索などして調べてみましょう。

また、日中に行動するのをずらすのが最も効果的です。朝を3時間早めて、通常、朝9時から夜7時くらいまで行動するところ、朝5時から午後の3時までにするなどすると、夜のピークを避けることができます。
しかし、前後に数時間だけ動かしても、日中のピークは避けられません。なるべく無理のない範囲で時間をずらすのはいかがでしょうか。

基本は午前中と日中から夜のピーク時に電力を削減することですが、自分ができる範囲ところからやっていきましょう。

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