iPadの登場でコンピューティング環境は

携帯電話のスマートフォン化、AppleのiPad、ノートパソコンの普及などによりコンピューティング環境が変わろうとしている。
パソコンだけではなく、何らかの形でのコンピューターの利用をコンピューティングと定義すると、様々なデバイスの登場によりこの利用環境が広がっている。

2010年現在のデバイスで考えると

いつでもどんな環境においても持ち運ぶデバイスはスマートフォン
ある程度荷物を持ち歩ける状態なら、スレートPCなどの軽量のコンピューター
文字入力など、ある程度パソコンを使う必要がある環境で仕方なく持ち運ぶのが、比較的軽量のノートパソコン
出先でハイパフォーマンスなコンピューターが必要な場合は、ハイパフォーマンスなノートパソコン
本格的にハイパフォーマンスな環境が必要な場合は、ハイパフォーマンスなデスクトップパソコン
さらに、パフォーマンスが必要な場合はクラウドやグリッドなどをしようした物
また、これらの機器間でのデータ連係には、クラウド的な環境も必須となる。

これを、実際の環境に当てはめると
電車の中、ちょっとした近所での買い物などにはiPhoneなど
電車やタクシー、バスでの移動、飛行機内では、iPadなど
移動中でも、じっくり使うなら、VAIO PやX、FMV-BIBLO LOOX Uなどの小型のノートパソコン
日帰りの移動程度だったら、iPadもしくは小型で軽量のノートパソコン
泊まりも含む移動なら、ある程度パフォーマンスの高いノートパソコン、VAIO ZやLet’snote Sシリーズなど
移動でも、動画編集などハイエンドな使用方法なら、それに耐えるハイエンドのノートパソコン
のような感じになる。

自宅や会社での使用は、目的が何かによって異なるが、Webなどを使った情報収集主体なら、iPadのような物でも十分だろう。キーボードなどを使いデータを入力するなら、ノートパソコンやデスクトップパソコンが必要な用途が残るだろう。

実際には、コンテンツは受け身の方の方が多く、日本の携帯電話で十分と思われている環境も多いため、将来も少しリッチなコンテンツ利用はiPadのような製品で十分という方が多くなるだろう。
当然ながら、これらの機器で使用するソフトウェアや周辺環境の整備も欠かせないが、iPadのようなスレートPCやタブレットPCと呼ばれる製品が普及する中で、現在のコンピューティングと思われていた物が変わっていくことは確実だ。

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