10月 072009
 

パソコンが何らかの原因により修理する事になりそれが保証外の場合、ユーザーが修理費用を負担することになります。
修理費用はメーカーによりまちまちですが、例えばNECのノートパソコン概算修理費用(2008年10月現在)を見ると

ACアダプター 17,850〜21,000円
マザーボード 50,400〜53,550円
液晶(15型未満) 59,850〜63,000円
キーボード 17,850〜21,000円
診断費用 3,675円

などとなっています。

このなかでは、明らかに価格設定がおかしい物もありますが、まあこんなもんかなという物もあります。
例えばACアダプターですが、一般的には5,000円から10,000円で販売しており、交換には技術は一切必要ないので、この価格設定は明らかに高すぎると言えます。
マザーボードはもう少し安くしてもらいたいところですが、交換の手間などを考えるとそれほど高いとは言えません。
キーボードは、原価が5,000円程度ですが、そもそも入手が難しいのと交換する技術料と考えると致し方ないレベルの価格設定となっています。

そもそも、これは執筆時点で1年前の概算費用であり、実際にこの費用になるかどうかは見積もりをとらなければわかりません。

このような価格設定を見て、割高な傾向が読み取れるので、PCメーカーは修理をすることで多大な利益を得ていると考えている方もいますがそれは間違いです。
万が一修理が多発した場合は、リコールのような状態になりますから、PCはそもそも、通常の使用ではなるべく壊れないように設計されています。
当然工業製品なので、何年も使用していれば具合の悪くなる部分もありますが、少なくとも3年から5年程度、丁寧に使用していれば壊れることは滅多にありません。

もちろん、落としたとか、水に濡れたなど、外的要因が加わると物理的な故障が発生する場合もありますが、その場合は修理センターなどで対応します。
このセンターを維持する費用などがバカにならないため、上記のような少々割高な価格設定になっています。
もちろん、修理センターの経費を極限まで削ればいいのですが、それによって修理に1ヶ月かかってしまったり、部品が無くて修理できなくなってしまっては、故障したことでの信頼が低下しているのに、さらに顧客の不満が増してしまうことになります。

このバランスは非常に難しく各社苦心しているところです。

そこで、通常1年の保証を有償で3年間に延ばしたりするサービスなど、さまざまな取組をしており、自分の使用環境に応じて、万が一壊れた場合を考えて製品選び、保証サービスへ加入するのが消費者としては賢い選択です。
販売店が独自に行っている5年保証などのサービスは、便利ですが、修理などの対応が販売店経由になるので、故障箇所がうまく伝わらない、配送などが2度手間になり修理完了までが遅れるなどのデメリットもあります。そもそもこの5年保証サービスは、販売店が独自に行っている物で、どこまで対応するのかの規定も曖昧です。加入する際はしっかりと条件を確認してください。

有償修理になった場合の修理費用をなるべく下げようと思ったら、本人もしくは自分に近い人が、パソコンについて詳しくなる必要があります。
ある程度わかっていれば、どこが故障しているのか判断できます。原因がわかれば、修理に出すまでもなく自分で何とか出来るなら自分でやってしまえます。
ただし、ノートパソコンなど部品入手が難しい製品も多いので、それがうまくできないのが難しいところです。

海外では、パソコンのキーボードを多数取りそろえ、即時修理対応するようなアングラ業者も多数あります。
アングラ業者はともかく、日本で即日修理拠点を設けているメーカーはアップルや東芝など限られており、パソコンをより普及させるためには、アフターサービスのさらなる充実も課題となるでしょう。

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