これからのインターフェース規格はUSB 3.0で決まりだろう

ハイエンドのパソコンユーザーにとって、外付けHDDの接続規格がどうなるかは興味津々なところだろう。
現状ではUSB 2.0対応製品が多いが、速度を選べばeSATAになる。MacではFireWireだ。

最近使われている主なインターフェース規格
USB 2.0 480Mbps
FireWire(IEEE1394,i.LINK) 400,800Mbps
eSATA 2.4Gbps

eSATAはHDDなどに限ったインターフェース規格であり、他の周辺機器との互換性の面で難がある。
もしも、速度が同じくらいに出るのなら例えばUSBなどに統合した方が様々な製品で使用することが出来るため使い回しにはいいだろう。

その点、期待されているのがUSB 3.0だ。これは5Gbpsで、USB 2.0の10倍、eSATAの2倍の速度となっている。実際にeSATAの2倍の速度が実現できるなら、コネクターに互換性もありUSBの普及状況からしてUSB 3.0が次の高速インターフェース規格となることは確実だろう。

USB 3.0 5Gbps
IEEE 1394b-2002(FireWire 800) 800Mbps,FireWire S3200 3200Mbps

なにより、インテルなど業界大手がUSB 3.0には力を入れており、インテルのチップセットがこれにサポートしてしまえば事実上、PCでの採用は決まったも同然だ。
だが、気になるのがアップルの対応だ。アップルは以前からFireWireに力を入れており、最新のプロ向けMacにもFireWireは搭載されている。
FireWireはUSB 3.0程ではないが、近い速度が期待できるFireWire S3200という規格もあり、USB 3.0を採用しなくても、高速なインターフェースとして利用できる。

だが、FireWire対応の周辺機器は明らかに数が少ないし、Macがトータルで考えた場合に高コストになってしまう一因でもある。

次世代のMacではどのインターフェースが採用されるかわからないが、少なくともチップセットレベルで対応するUSB 3.0には対応してくるだろう。それに加えて、FireWireも対応するのかどうかが焦点となってくる。

従来の資産を引き継ぎたい方にとって、FireWireの採用は是非とも望みたいところだろうが、コストや将来性を考えるとそろそろ無くなってもおかしくない。

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