ノートパソコンのバッテリ寿命を延ばす方法は意味無し

ノートパソコンのバッテリー寿命を延ばす方法は2つの意味があります。
一つはバッテリー駆動させる場合に、なるべく長く使う方法。もう一つはバッテリー自体の寿命を延ばす方法で、2から3年程度で寿命になるバッテリーをなるべく長期間使うという方法です。

ここでは、後者のバッテリーをなるべく長期間使う方法の欠点を紹介しましょう。

バッテリーの寿命を延ばす方法は様々な方法が紹介されていますが、ほとんどの方法は利用者にとっては意味がありません。

1.バッテリーの充電量を80%にする
2.バッテリーを取り外して保存する

がよく言われている方法です。

バッテリの充電量を80%にするモードはパナソニック、レノボなど一部のメーカー製品が対応していますが、実際に多少は意味があるのかもしれませんが、あるメーカーの担当者は、ほとんど意味がないともいいます。

なによりも、80%にすることで残り20%の容量を使えず、バッテリ駆動時間がその分減ってしまいます。

バッテリーを取り外して保存する場合も、充電容量を50%程度にして冷暗所に保存する事が推奨されていますが、これはスペアのバッテリーを保存する場合には効果はあります。
しかし、ノートパソコンのバッテリーは、電源のないところで使うだけではなく、電源につないで使用する場合でも、バッテリーを無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)として使うという利点があります。
もしも、バッテリーを外して電源で使用すると、うっかり電源コードを外してしまった場合、それまで作成していたデータが全て消えてしまいます。停電などになった場合も同じです。
バッテリーを取りつけていた場合、そのような場合はすぐにデータを保存してシャットダウンすることが出来るので、データが消えてしまうようなことはありません。

バッテリーはあくまでも消耗品です。
ノートパソコンのバッテリーの場合、通常2年から3年程度使えばどのような使い方でも劣化してしまいます。一見普通に使えているようでも、数年で性能が数割下がり、突然全く使えなくなってしまいます。

バッテリーを長期間使うために工夫するのは自由ですが、車のタイヤが減らないような走り方をしたり、鉛筆の芯が減らない文字の書き方をするようなもので、それをやることでのメリットよりも、デメリットの方が大きいです。

パソコンを3年程度で買い換えるのなら、バッテリーの寿命に合わせて買い換えるのもいいでしょう。5年程度使うのなら、3年程度で新しいバッテリーに交換するのが賢い方法です。

最新のアップルのMacBook Proは通常のバッテリの2倍程度の寿命になっており、このような製品を使うのも良いでしょう。

アップル MacBook Pro

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